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休日の土曜日俺は街の外に出掛けていた。

勿論目的があるわけで…

昼間に街に出ると風鈴生に出くわす可能性があるから土曜日の休みは絶対に夜の21時以降と決めてる。

流石に夜に見回りはしないからだろうという俺の考えだ。

街の外に行くのは勿論タバコと酒の調達だ。

その相手は……

?「おう、今日も無事来れたかァ?」

皐月『ん、大丈夫だよ哉真斗』

棪堂とは引っ越しをする前に下見で来た時にチンピラが俺の事を気に入ったらしく酒タバコを持ってくる代わりに代金を支払うのが条件で承諾したのだが、途中棪堂が現れてチンピラの代わりが棪堂になった訳だ。

だがこの棪堂はやたら俺と関わりたがる、隙あれば俺と一緒に来ないか、と。

条といい、梅先輩といい、俺はヒロインじゃねぇっての。

棪堂「それで?今日は更に顔色わりーじゃん、何かあったか?」

皐月『…、オレさ、高校向いてないかも』

棪堂「…は?お前イジメでもされてんの!?」

皐月『違う!ただ、俺が居ていい様な所じゃない…、俺には眩しすぎる、皆、ちゃんと前を向いてて、遠いんだ、俺には……俺は、近付けない……』

棪堂「……、ならやっぱり俺らのとこに来るか?」

皐月『…ッ、俺の居場所は何処にもない……、哉真斗にも迷惑掛ける…そんなん嫌だ…』

棪堂「俺らはそんなこと思っちゃねーよ、皐月さえ良ければいつでもこっちに来いよ、歓迎するぜ」

哉真斗はいつも欲しい言葉をくれる、親身になって聞いてくれて、俺の為に酒やタバコ、本来ならダメだって言う奴らばかりなのに笑顔で渡してくれる…、俺は哉真斗に着いていくべきなのだろうか……

皐月『…、なぁ哉真斗』

棪堂「何だ?皐月ぃ〜」

皐月「哉真斗は高校の事ずっと遮ってたけど本当の事教えてくれ」

棪堂「…。」

皐月(空気が変わった、やっぱり哉真斗も…)

棪堂「そーだよ、俺も元風鈴生さ、ただ、つまんなくて辞めたけどな」

皐月『俺の事も風鈴生って分かってたはずなのに何で…、優しくしてくれたんだ…』

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