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―― 何が大丈夫なのか
先生と目が合うと
「頷くだけでもいいから、答えてください」
と穏やかに言われる。
コクン……
「ゆっくりといきましょう。今の話だと、石川さんの交際相手が既婚者で、石川さんはそれを知らなかった」
コクン……
「慰謝料請求が来て、知った?」
コクン……
「交際相手にお金を貸している?」
―― どういう意味?
「……貸してないですけど……?」
疑問形の私に先生は
「ひとつ質問が飛んだので分かりづらいね、すみません。石川さんは交際相手と結婚の話をしていた?」
と聞いた。
「ぁ……結婚詐欺、ってことですか……?」
「お金を巻き上げられていたら可能性はある」
「……ないです。結婚の話は……はい……」
プロポーズされた。
「これまでにお金のトラブルはなくて、今になって奥さんがいると発覚……慰謝料請求は奥さんから?」
「三神先生……見てもらっていいですか?」
「もちろん」
私がバッグから封筒を出す間に、先生がそっとペットボトルをよけてくれる。
「これなんですけど」
先生の方へ向けて封筒を置くと、先生は封筒の表と裏を見て
「これ……ですか?」
と驚いた声を出した。
「はい。中も、お願いします」
先生は無言で中身を出すと、デスクに封筒、請求書、写真2枚を几帳面に並べる。
「石川さん」
「……」
先生の表情が険しいんだけど。
「これは、何でしょうね?」
「えっ?」
今度は私が驚いた声を出す番だった。
コメント
3件
えっ?封筒の弁護士事務所が偽物とか?

もしかしてちゃんとした弁護士事務所からじゃなく、それも偽物で詐欺まがい・・ってコトかな⁉️ 三神センセ、樋代ちゃんを助けて~🙇♀️

えっ?なになに?三神先生が険しい表情になるって、なに? 樋代ちゃんはそれがなんなのか、気付いていないってこと?
#元カレ
まぁ
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芙月みひろ
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黒歴史つくーる
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