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ヴォックス「お前はこの俺の期待を裏切り反抗し・・・アラスターまで仕留め損なった・・・!!」
ヴォックス「ああ、散々だ・・・・・・このクソ、クソが!!」
地団駄を踏み、舌打ち混じりにヴォックスは吐き捨てる。
怒り心頭といった様子で、彼は倒れ伏したままの私の首を踏みつける。
〇〇「――ぐッ・・・・・・かはッ・・・!!」
幾度もその足が力任せに踏み降ろされる。
私の意識が朦朧としてきた頃、ようやくその足が外された。
ヴォックス「ああ・・・あの鹿悪魔の悔しがるツラが拝めないのは惜しいが・・・仕方ない」
乱雑に肩を掴まれ、ごろんと仰向けに転がされる。
襟元を強引に引き寄せられて、ニタリと笑うその目に睨めつけられた。
ヴォックス「お前が悪いんだろう?〇〇・・・」
ヴォックス「お前は確かに俺の理想に近い女だ。だが・・・」
ヴォックス「・・・手に入らないのなら、もう壊れちまっても構わない!」
ヴォックス「お前の手でアラスターも・・・あの仲間達も八つ裂きにさせてやるよ・・・」
ヴォックス「そして絶望したところを・・・俺が一生飼い慣らしてやる・・・!!」
体中が悲鳴を上げ、意識さえ未だにぼんやりと虚ろだ。
しかし、目の前の男が抱く欲望が常軌を逸している事くらいは分かる。
ヴォックス「なあに、心配することはない」
ヴォックス「絶望し、例え抜け殻になろうとも・・・・・・」
ヴォックス「この俺だけは、お前を愛し続けてやる・・・・・・」
恐ろしいほどの執着。
どこまでも歪で、己の欲求を満たすためだけの自己中心的な感情。
こんな感情を“愛”と呼ぶなら・・・・・・
それは抱くだけで、罪になってしまうような気さえした。―――
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