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怪盗ワイテルズ

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怪盗ワイテルズ

4 - 怪盗ワイテルズ4

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2024年02月24日

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4話です!!

俺は目を覚ました。周りを見ると俺の部屋だった。…お母さんが運んでくれたのかな?夜更かしをしたから眠かったんだろう。今日も夜更かしするけど。

時計をみたら10時を過ぎていた。あともう少しだ…俺は今犯罪に手を差し伸べていた。

でもこれでいいと思った。皆と一緒に居られる時間が少しでも長くなればいいと思ったからだ。

俺は警察の息子だったため、銃の使い方、扱い方はわかっていた。だから銃には自信があった。

それと殴りと蹴り、あと戦闘の体勢とか?の事も教えてくれたので暴力にも自信があった。お父さんは俺に警察になってほしかったんだろう。

        コンコン

きんとき「ん?」

俺の後からノックの音が聞こえた。nakamuだった。

nakamu「よ、きんとき。窓開けて」

        ガラ

nakamu「行こう、まだ11時ではないから、訓練をやりにいくか…」

nakamuが手を差し伸べる。

nakamu「行こ…?」

きんとき「…うん!」

きんとき「!空を飛んでるみたい…(°▽°)」

上から見たワイテ国はとても綺麗だった。

nakamu「ニコッ(^ν^)みんなは、俺らの家に居るよ。急がないと…。」

“俺ら”?nakamu達には家がないのかな?

きんとき「nakamuは、家族みんなで暮らしてないの?」

俺がそう言った瞬間、nakamuは悲しげな表情をした。マズイ事言っちゃったかな⁉︎

nakamu「…俺は家族に『いらない』って言われたから他の場所に住んでるの。

もし今お母さんに『帰って来い』って言われたら、俺は帰らない。『ワイテルズ』は、みんなそうだ。俺も、Brooookuも、シャケも、スマイルも、きりやんも…

『ワイテルズ』は、そんな人が集まってできたグループなんだ…。」

なんだよそれ…悲しすぎんだろ…。

きんとき「…聞いて悪かった。…ごめん。」

nakamu「別にいいんだよこれくらい…。」

nakamu、顔は笑ってるけど、本当は作り笑い。俺もわかるよ…?nakamu…、…

きんとき「無理しないで?」

俺は心で思った事が溢れていた。ヤバい…。

俺はnakamuの方を見た。nakamuは今にも泣きそうな表情を浮かべていた。

nakamu「どういうこと…?きんとき?」

またnakamuが笑顔を作ろうとした。

だから俺はnakamuの頭をなでた。意味はないと思うけど…。そうおもっていたら、

nakamuは、声を殺して泣いていた。

きんとき「…無理に笑わなくてもいいんだよ。」

nakamu「きんときも…一緒でしょ?」

そのnakamuの声は小さく、涙がこぼれていた。nakamuは下を向いていたけどわかった

きんとき「…ちょっと遅く行こ?nakamuが泣いたのバレないように…。nakamuも嫌でしょ?」

nakamu「そりゃあそうだけど…無駄だとおもうよ?」

無駄…ね…それはいい事だと思うけど…

きんとき「皆が1人の異変に気付けるってすごくいい事だとおもうんだけどな…」

だって俺には気付いてくれる人なんて…隣に居てくれる人だっていないんだから…。

俺とnakamuは11時32分に目的地に、着いた。遅くしすぎたかな?でもバレにくくはなったでしょ?

きりやん「あ、nakamuきんとき。nakamu

どうしたんだ?もしかして…泣いたの?」

うわ〜本当に無駄なんですね〜( ̄▽ ̄)

Brooooku「えっ!ホントだ!nakamu大丈夫?」

シャークん「nakamu!どうしたんだ!」

あぁ…皆こんなに優しいんだ。わかってたけど…こんなに優しかったなんて…

スマイル「きんとき、こっち…」

きんとき「?う、うん。」

え?なんかスマイルに連行されてる?

スマイルの後を着いていったら洗面所に着いた。

スマイル「手、洗え。外寒かっただろ?ホットミルクと、ホットコーヒー、どっちがいい?」

あ、スマイル優し!笑ないからちょっと『怖いのかな』って思ってたけどめっちゃ優しいじゃん!

きんとき「えっと…じゃあホットコーヒー」

スマイル「ん、じゃあ砂糖入れとくな。」

うわ!優し!

俺はリビングに戻るとテーブルにコーヒーが置かれてあり、目の前の椅子にスマイルが座っていた。そしてテレビがある方にnakamu達が居た。

スマイル「此処…座れ。」

きんとき「ありがと。いただきます。」

俺は一口コーヒーを飲んだ。

きんとき「…美味しい…!」

うわ〜…美味!程よい甘さが丁度良すぎ!

スマイル「よかった…」

スマイルはほっとしたような表情を見せた。

きんとき「…みんな優しいね…Brooooku達はnakamuをすごく心配してくれてるし、

スマイルは俺に優しくしてくれるでしょ?」

きんとき「いいな…。」

俺はこの光景に憧れていた。みんなが1人に集中して心配してくれてさ…。いいな…。

スマイル「まぁな。俺達は何年も一緒に居るから…。だから皆1人1人の接し方がわかる」

確かにそうじゃん。

きんとき「何年も一緒にいるから、優しく接してあげられることができるってこと?」

スマイル「それは違うと思うけどな…。」

スマイル「今俺はきんときに優しく?接してあげられてるだろ?」

うわ。正論!

スマイル「正直、みんなきんときのこと…

心配でしかなかったんだよ。『本当にワイテルズに入るのか』ってきんときがあの時即答できたのは、1人が物凄く寂しかったから…

耐えられなかったから、即答できたんだろうそう思うと、めっちゃ心配になるんだよ。」

スマイルは結構まともな事を言っていた。

俺を心配してくれてるんだ…すごく、嬉しい

時計を見るともう12時をとっくに過ぎていた。

きんとき「ねぇ、12時過ぎてるけど…いいの⁉︎もう帰宅してる時間でしょ?」

スマイル「今日はきんときと話したかっただけで此処呼んだから、今日はいいんだ。」

そんなん…約束と違くない⁈

わかんないけど…。

きんとき「じゃあせめて、俺の家に居る時、特訓しようよ!」

俺は焦った。

スマイル「それは駄目だ。条件が満たされないし、きんときの身体が心配だ…。」

nakamu「今はもうきんときは帰った方がいいよ。」

その声はnakamuだった。nakamuの目はまだ少し赤かった。

きんとき「nakamu、大丈夫なの?」

nakamu「(^ν^)うん、大丈夫だよ!

それよりきんとき、早く帰らないと!」

スマイル「じゃあ俺が送る…。」

Brooooku「わかった!じゃあまたあとでね

ばいばい!」

きんとき「スマイル、送ってくれてありがと

じゃあまた3時間後にね!」

スマイル「ん。またあとで。」

そう言ってスマイルは帰った。

本当にこれでいいのかな…?

条件、満たされてなくない?

俺は疑問を抱いたまま、眠りについた。

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