5話です!!
翌日目が覚めると1番最初に見えたのが、
きりやんだった。
きんとき「……え…?」
きりやん「おはよ〜!」
きりやんはめっちゃ愉快(?)
きりやん「ねぇねぇ、聞いてよ!nakamuが砂糖入れすぎたんよ!で、今日の朝ご飯不味くなっちゃったんだよね〜!」
きんとき「へぇ〜…ん?」
きんとき「は⁈不味くなった⁉︎え⁉︎じゃあ、今日の朝ご飯は⁈」
俺は焦った。なんかいつも作ってくれてるみたいな言い方してるんだけどww
きりやん「だ、か、ら!俺と買い物行こっ?」
…えーどしてそうなった?
きりやん「あのね〜、nakamuが『きんときと行って来て〜!』って、だから行こ?」
きりやんは俺の心を読み取ったみたいに言った。
きんとき「まぁ、行くんだったら行こう。」
きりやんと買い物…初めてだな…。まだ1対1で話したことある人、nakamuとスマイルだけだもんな〜。
きんとき「ていうか、怪盗なのに普通に行っていいの⁉︎」
きりやん「あぁ〜、でもふつ〜に買い物行ってバレたことないから、いいっしょ〜。」
はぁ〜(●´ω`●)バレたことない〜?
どんだけ鈍いんだよ…。此処の警察わよ〜…
きりやん「まぁまぁ、早く着替えて下降りて来いよ。」
きんとき「うん、」
俺はきりやんと街に出た。
ワイテ国の街は初めてだな〜、
きんとき「ん…?これ…何?」
俺はビンに入ったグチョグチョしていて色がヤバい物を見つけた。正直きもい…。
きりやん「あぁ〜…これはスライム。あ、普通のスライムじゃないんだよね〜!
人に投げて遊ぶ物。当たったらすぐ剥がれるから身体や服、髪までもなんの影響もないんよ!すごいよな〜。
俺達もよくやってたんだよ!今度一緒にやってみるか!きんとき!」
俺はワクワクした。
きんとき「…うん!」
きりやん「あ、すみません!この豚バラ肉ください!」
定員「はい、豚バラ肉ですね?いつも来てくださってありがとうございます!
これ、おまけしますね!」
そういって袋に、コロッケを7つ入れた。
これ人数分入れてくれたのかな?
きりやん「ありがとうございます!」
きりやん「此処の街の人、みんな優しくっていい人なんだよ!」
みんないい人…この街の皆は仲が良すぎるんじゃ…ま、いいことじゃん!(?)
きりやん「あ、ほら見てみろきんとき!あれこの街の学校なんだよ!」
きりやんはそう言って指を差した。
きんとき「なんか…小さいね…?」
きりやんが指差した学校は普通より3倍は小さかった。
きりやん「だよな〜!でも、めっちゃいい所なんだって!まぁそりゃあそうだよな!この街の人、みんな仲いいからな〜!」
きんとき「『なんだって』って…行ったことないの?きりやんは?」
きりやん「そりゃあそうだろ?俺だって昔から居た訳じゃないんだから。」
そうだったんだ…じゃあみんな違う所に本当は住んでたのかな?
きんとき「此処出身の奴は?メンバー(?)
にはいないの?」
きりやん「あー…確かいなかったと思うよ?でも、Brooookuは小さい時に来て、此処に住んでたらしいよ?」
へぇ〜…なんか想像できるな…。
きんとき「あ、この張り紙…」
きりやん「げっ…( ´Д`)y━・~~」
その張り紙には『ワイテルズ』と書かれていた。
きりやん「…でも、バレないだろ!大丈夫」
でも、俺から見るきりやんは全然焦っている様に見えた。
その後俺らは買い物を終えて家に帰るところだった。
きりやん「ふぅ〜…重て〜…」
きんとき「貸せよ、俺持つから。」
きりやん「あぁ、サンキュ!はい、重いけど持てるか?」
きんとき「これくらい警察の装備より全然、平気。まだ動きやすいしね。」
きりやん「えっ⁉︎お前、装備着たことあるのか⁈あの重装備⁉︎」
きんとき「着たことあるよ、お父さんに良く着せられてたから。」
俺は昔良く重装備を着せられていた。めっちゃ重かった。でもそれを着ていたおかげで日常生活である重い物は持てる様になった。
きりやん「へ〜、やっぱ警察の子供ってすごいね!でも…わがまま言えないし、警察の後継ぎさせられそう…」
きんとき「きりやん、人の言う事に口出した事ないの?」
その言葉を発した瞬間にきりやんの動きが止まった。
きりやん「どういうこと?」
きりやんは、肉を買った時も、断らなかった今も俺が荷物を持とうとした時も圧(?)で断らなかった。少し極端な推理だが、可能性はあった。
きんとき「nakamuが『みんな辛い』って言ってた。もしかしてきりやんはこういう意味の辛いんじゃないかって思って…。」
きりやんは呆れた様な表情を見せた。
きりやん「はぁ、言うなって言ったはずなんだけどな。まぁいいや。きんときなら全然マシな方だし。」
きりやん「俺の家さ、おかしいんだよ。狂いやがってるんだよ。」
きんとき「?」
きりやん「人体実験。してるんだよ。俺の家。どうして警察に捕まらなかったんだろ。
俺さ、一回死んでるらしいんだよね。でも、父さんが赤の他人の心臓を使ったり血を使ったり、そんな感じで俺はまた生き返った。
グロい方法を使って、汚い手口を使って、
何人もの命を奪って…俺を生き返らせた。
俺は死にたくて自殺したのに…生き返った。
何人もの命を犠牲にして1人を生き返らせた。
バカみたいだよね。こんな俺の為に犠牲者を出して…バカだよ…。」
今の俺達の空気…重〜…。
きりやん「スマイルの話聞いた?」
きんとき「スマイルの話…?」
きりやん「あ、聞いてない?ごめん…」
きんとき「ううん…今日の夜、どうするの?」
きりやん「今日の夜?どうせ盗みは行かないだろ。」
きんとき「えっ⁉︎行かないの?」
きりやん「当たり前だろ?wまだきんときの特訓すらしてないんだから!」
きんとき「特訓?でも俺、銃も使えるし、暴力にも自信あるよ⁉︎」
きりやんら「それだけじゃダメだ、身体鍛えなきゃダメだろ?あと、潜入捜査の練習とか?まぁまだ全然足りないって事!だから、特訓するんだよ。ちゃんとしないとだからな!」
きんとき「…うん。そうだよな。」
だよな〜!怪盗甘く見たら駄目だよな〜!
きりやん「今『ワイテルズ』を抜ければ特訓なんてしなくてもいいんだよ〜?」
なんか…煽られてる?いや…ディスられてる?どちらにせよ、無理(ㆀ˘・з・˘)
きんとき「んなわけない!“絶対辞めない”から!」
きりやん「へぇ〜。どこまで続くかな?
そのセリフ」
はぁ〜( *`ω´)キッパリ言っただろ⁈
きんとき「まぁ、…いつかは辞めなければいけない時が来るかもしれないけどさ…。
それでも俺は…辞める日までさ、
“ちゃんとワイテルズしてたい”な〜。」
俺は辞めたくない。今はその言葉しか思わなかった。
きりやん「ふ〜ん…じゃあ次『尾』みたいな奴あげるわ」
きんとき「…!じゃあ正式にワイテルズ入ったって事?」
きりやん「う〜ん、そりゃあまぁ本部とかに?こんな幼い子をワイテルズ入れるとか言ったら?キレられると思うけど…俺らはもう…きんとき『ワイテルズ』の一員だって思ってるから!」
きんとき「じゃあ本部に言うの?」
きりやん「あ、いや、それは…まだ無理。」
やっぱり無理なんだ。
きりやん「…それでも俺はきんときを『ワイテルズ』の一員って認めるよ?」
きんとき「…ホント…?」
きりやん「もちろん!」
きんとき「…!ありがと…。///」
うわ〜なんかいきなり言われた。はずくね?
きりやん「(^ ^)あれ〜?もしかして、照れちゃいました?」
きんとき「うるさい!早く帰るよ!朝ご飯の時間とっくに過ぎてるんだから!みんな心配してるかもだし?ほら!早く!」
きりやん「はいはい!」
きりやん「きんとき、いつからnakamu達を心配するようになったんだろ…言うてまだ、会って2日?くらいしか経ってないのに…
嬉しいな…(ボソ)」
きんとき「なんか言った?」
きりやん「まぁな…。ちょっと俺も嬉しい?的な?」
きんとき「ふ〜ん?思ってる事は大体一緒ぽいかもな…」
きりやん「かもな?」
nakamu「きりやん達遅すぎ〜‼︎Σ(-᷅_-᷄๑)」
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