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ーあなたに会えたから…生きる意味を知った…あなたに会えたから生きる希望をもらえた……..
「姫華さん。重度の鬱状態です。お母様なぜこの状態になるまで病院に連れてこなかったんですか?」
精神病院の先生に言われた時血の気が引いた
病院を出てベンチに座っていると
「姫華……..あの………」
「何?幸恵さん別に何にも思ってないからただの鬱病でしょ?すぐ治るってそんな心配して…馬鹿みたい……………」
本当はこんなこと微塵も思ってない。毎日が辛かったから….クラスではいじめられ幸恵さんも本当の家族ではない
「そ….そう………お母さんお仕事行くから….家にいてね…..?今日は品出しで遅くなるから…….」
「ん……….」
真冬の風が首筋をすっと撫でる
寒さに耐えながらやっとの思いで家に着いた家の重い扉を開き中に入る自分ってば馬鹿みたい…….幸恵さんに迷惑かけてるくせに冷たい態度だなんて……..『今日死のう。』今日は品出しって言ってたし。絶好のチャンスだメモを残しフルーツナイフを持って扉を閉め出かけていく
どこで死のうか.誰も見ていないところがいい。ここだ……よく3歳ぐらいの時本当のお母さんと言った気がする………どうせ人生の最後なら思い出の場所で終わらせたい。ここにしよう
カバンからフルーツナイフを取り出す
「はぁっはぁっはぁ」
自分がバカに見えてくる。死ぬって決めたのに死ねないなんて…..次で決める。…….
「っ…………」
痛みを覚悟して目を開けるとそこにはさらっと背の高くて顔が青少年がいた……….
「何してるんだ………..」