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ーあなたに会えたから…生きる意味を知った…あなたに会えたから生きる希望をもらえた……..
「姫華さん。重度の鬱状態です。お母様なぜこの状態になるまで病院に連れてこなかったんですか?そしてどうしてこうなったんですか。」
先生が冷たい顔で幸恵さんを見つめる。
「ほんとにすいませんでした。….私の愛情不足でした。」
幸恵さんがペコペコ頭を下げて謝ってる。私のせいなのに。私が全部悪いのに….。
精神病院の先生に言われた時自分を責めていた。
病院の診断が終わりベンチに座って下を見ていた。
「姫華……..あの………」
と声が聞こえて前を見ると泣き腫らした目の幸恵さんが話をかけてくる。
そんな幸恵さんをみて私は苛立つ。
なんで私なんかのことで泣いてるんだろ。
「何?幸恵さん。別に何にも思ってないから。ただの鬱病でしょ?すぐ治るから。そんな心配して…幸恵さん、馬鹿みたい………..」
いってしまったあとで後悔する。本当はこんなこと微塵も思ってない。思っているわけがない。だって毎日が辛かったから….朝、起きるのが怖くて。クラスではいじめられ幸恵さんも本当の家族じゃないのにこんなに愛情をくれて。
何が愛情不足だよ、、。
「そ….そう………私。お仕事行くから….家にいてね…..?それか、私と一緒に行こうか…….?今日は品出しで遅くなるから…….」
「いい、1人で帰れる。」
すると幸恵さんが乾いた笑みを浮かべて
「わかったわ….気をつけて帰ってね」
「…….ん」
どうして私はこうも冷たくて、素直になれないんだろ。」
真冬の風が首筋をすっと撫でる
寒さに耐えながらやっとの思いで家に着いた家の重い扉を開き中に入る自分ってば馬鹿みたい…….幸恵さんに迷惑かけてるくせに冷たい態度だなんて……..
もう何もかもいやになったなぁ〜。
『私の中で何かがプツンと切れた。』
もう今なら死ねる気がする。て言うか死んだ方がいい気がするな〜もう疲れた。
「今日死のう」そう思ってしまった。
私はテーブルにメモを残した。
「すぐ帰ります。」
ふっ…..こんな嘘ついてなんになるんだろ。すぐバレるけど。まあ幸恵さんにとってはいなくなった方が負担は少ないかもね。
次に考えてしまったことは。どこでそのような行動に出るかだった。
どこがいいか。できることなら誰も見ていないところがいい。
私はパッと思い出した。
その次に自分の部屋からカッターナイフを取り出す。
これで動脈を切ったらいいはず。学校のいじめっ子たちから学んだ。
いじめをしていた人に感謝してしまう自分がいた。
そのまま家を後にした。
少し歩くと繁華街に着く。
キラキラ光る看板、楽しそうに話しながら歩く大人たち、中学生で地味ある私1人が切り離されている感覚さえあった。
私には合わない。でもこの先にピッタリなとこがあったな。
「ここだ。」
人目につかないジメジメとした路地裏。ネズミの死骸もある私もあと5分もしない間にはこうなる。
昔、本当のお母さんと近道としてここを何回か通ったことがある。懐かしいな。
どうせ人生の最後なら思い出の場所で終わらせたい。ここにしよう
カバンからカッターを取り出す。
「はぁっはぁっはぁ」
自分がバカに見えてくる。死ぬって決めたのに何故か「やめて」と止めてくる自分がいる。…..次で決める。…….
「っ…………」
もう死んだかな。?痛くない。
恐る恐る目を開けてみる
え。なんでなんでさっきいるところにまだいるの!!!やだ。やだ。やだ。
もう一度手首をめがけてカッターを振り下ろす。
しかし。何かにカッターを持っている手が誰かに掴まれてびくともしない
「っ、、、離してよ!!!」
私は少し反抗した
恐る恐る後ろを向くすると冷たい視線の男の子が言った
「何してるんだ………..」
彼の顔は月明かりに照らされ青白く輝いていた。