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「…..水、今日もぎゅーってして?」
桃ちゃんが甘えた声で僕の胸に顔をすり寄せてくる。
僕はすぐに両腕で包み込んで、耳元で囁く。
「もちろん。桃ちゃんはずっと、僕の腕の中だよ」
布団の中でぴったりくっついて、おでこをくっつけて、鼻先をこすり合わせて、ちゅっ、ちゅっ、って小さなキスを何度も何度も重ねる。
「ん….水、すき……」
「僕も桃ちゃんが大好き。世界で一番、宇宙で一番だよ」
桃ちゃんの髪を指でといて、頬を撫でて、まぶたにキスして、耳たぶを甘く噛んで、首筋をちゅーって吸って、小さな赤い花を咲かせる。
「えへへ…..水のキスマーク、増えてる…..」
「うん。桃ちゃんが僕のって、みんなにわかるようにね」
桃ちゃんは嬉しそうに笑って、僕の首にもちゅっちゅってキスを返してくれる。
「俺も水にいっぱいつける…..離れられないように」
僕たちは布団の中で絡まり合って、足を絡めて、手を絡めて、指と指をぎゅうっと絡めて、
「離さない」
「離さないよ」
「ずっと一緒」
「ずっと一緒だよ」
って、
小さな声で何度も何度も繰り返す。
「…..ねえ、水」
「ん?」
「今日も一日、こうしてていい?」
「もちろん。朝もお昼も夜も、ずっとくっついてる」
僕は桃ちゃんのほっぺにキスする
「ごはんも、僕がスプーンであーんしてあげる」
「えへへ、お風呂も一緒?」
「うん。背中も頭も全部洗ってあげる」
桃ちゃんは幸せそうに目を細めた
「水と一緒なら、何しても幸せ……」
「僕もだよ。桃ちゃんの笑顔が見られるだけで、もう全部幸せ」
僕たちは布団の中でころころ転がって、笑いながらキスした
「大好き」 「だいすき」
「好き好き」「すきすき」
甘い言葉を飽きるまで交わして、
ぬくもりを確かめ合って、
「…..ずっとこうしてたいね」
「うん、ずっと、ずっと」
外の世界なんて、もういらない。
時間もいらない。
ただ、桃ちゃんと僕、二人だけの甘い甘い時間が永遠に続けばいい。
「愛してるよ。今日も、明日も、ずっとずっと」
「….俺も。水が、世界で一番大好き」
またキスを交わす。
ぬくもりの中で、甘く、甘く、幸せに溶けていった