〈悠…私は貴方の事心から愛してるわ〉
〈産まれてきてくれてありがとう〉
それは…その言葉は…自分が1番言われたかった言葉だった………………。
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悠が産まれてからだった
悠の母親である志乃は当時18歳
養育費としていくらか軽蔑された親から最低限のお金を貰って暮らしていた
志乃は学校には行けなかった、
いや、行かなかったのだ
理由は単純に”虐め”られるから
汚い、痴女、ビッチ、菌、金目当て、
パパ活、汚物、童貞食い、気持ち悪い
志乃は色んな罵声を浴びせられるから学校には行かなかった
悠が2歳の時志乃は20歳 年の差は18歳
悠〈ん〜…まぁま……うーゆー!!〉
志乃〈……〉
悠〈まぁま!み〜、ブーブー!〉
志乃〈……さい〉
悠〈まぁま?うーゆ?〉
志乃〈うるっさい!!!!〉
悠〈うっ!?〜〜っうわぁあぁぁんん!!!〉
この時の志乃は追い詰められていた
就職先を見つけるために……お金を貯めるために……生活費のために勉強をしていた
そんな中2歳の悠は母親が何をしてるのか知ることができない
構って欲しくても構って欲しくてもいつも言われるのは
志乃〈あ〜も!!!いつまでもビービー泣いてんじゃないよ!!!もういいからあっち行って!〉
この言葉だった……………………。
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悠が5歳 志乃が23歳の時
お金が無かったが一応保育園には通っていた
志乃親がお金だけは援助していたからだ
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先生〈はい!皆!今日のお遊びはおしまい!ほらお母さん達迎えに来てるよぉ〜皆先生達とさよならしましょうねぇ!〉
園児達〈はぁい!せんせーさよーなら!!〉
先生〈はい!さよーなら!〉
先生〈あの、志乃さん〉
志乃〈…………はい?〉
先生〈えっとね、その 最近お子様の悠さんなんですが保護者の方からもう来ないようにと言っているのです…〉
志乃〈え?〉
先生〈ほら、あれじゃない?志乃さんもお若いですし…やっぱ悪い噂とか話とかあるじゃない?だから……ねぇ?早く引越し……とかなんてねぇ?〉
志乃〈……え?〉
先生〈あら!もうこんな時間!それでは志乃さん!悠さん!さよーなら〉
悠〈うん!せんせーさよーならぁ〜〉
志乃〈…………っ!〉
保育園に悠を預けられたものの周りの人物は若さで妊娠などの理由で保育園から追放しようとしてきたのだった
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志乃〈…………〉
悠〈まぁま〜あのねぇ〜あっちにきれーなおはなさぁんみつけてねぇ〜〉
志乃〈………………〉
悠〈まぁまにあげりゅね!〉
志乃〈…………………………〉
悠〈こぇでまぁまにこにこなりゅよ!!!〉
志乃〈……っ!!!!!!〉
悠〈はい!まぁま!どぉーz…〉
ゴツッッッッ!!!!!!!!!!!!
悠〈ふぇっ……うっうっうわぁあん!!!!!!〉
殴ったのだ……志乃は悠の顔を
その後も次から次に……
ゴッッ!!!!バキッッ!!!!
お腹 頭 腕 足
5歳児の体に何度も何度も何度も何度も
殴ったのだ
悠〈まぁっ……!まぁまっいだいっいだいっ!!!!!!〉
志乃〈うるっさいっ!!!!!!アンタが!!!!!!アンタさえ居なければこんな人生にはっ!!!!!!ふざけんな!!!!!!何が笑顔だ!!!!!!何がニコニコになるだ!!!!!!全部こうなったのはお前のせいなんだよ!!!!!!〉
悠〈やっ!まぁまっいだい!!!いだい!!!〉
志乃〈うるさいっ!!!!!!私の方が痛いんだよ!!!!!!テメェは何も知らないくせにニコニコしやがって!!!!!!うぜぇんだよ!!!!!!〉
ゴツッッ!!!!!!バキッッ!!!!!!
悠〈うわぁぁんっ!!!!!まぁま…やめぇ!!!〉志乃〈死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね〉
その後も何度も殴られ続けた……
志乃も今までの鬱憤が溜まってたのだろう……
その日を境に志乃は悠に暴力を振るうようになった
第21話 終わり