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プロローグ
春になりかけの、まだ少し肌寒い風の中、私は少々寂しく感じる。
毎年、この季節はそんなふうに思ってしまう。皆、新しい年が始まる事に心躍らせ、楽しみにしている。
そしてこの季節は、私の誕生日だ。本来なら、楽しみで仕方がない。家族や友と騒げることが私はとても好きだった。贅沢をするでもないがあの時が、当時私の生きる意味でもあったのだ。
でも、辛さや、憎しみ苦しみ、悲しみは、簡単には忘れられない。私の春は、もう二度と来ないのかもしれない。
そう、あの出来事があった四年前から、、、。