※ネームレス夢
 ※キルアの夢小説です色々やばい口調迷子。(逃げ)同棲中。
 
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 「ん〜…ただいまあ……♩」
 靴を脱ぎ、ふらり、ふらりと千鳥足で自分の部屋へと向かう。顔は火照り、身体は熱を帯びていた。既にアルコールは脳までに到達しているようで、ままならない思考回路で自分の部屋のドアを開けた。
 「…おかえり。なあ、また酔ってんの?」
 「酔ってない…ってば!きるぁ〜、なにしてるの」
 ぽふり、とベッドに勢いよく腰掛け、上着を脱いでいく。脱ぐのも一苦労だが、気持ちよく酔っていたからこの時間が続いてしまえばいいのに、とさえ思っていた。
 「ゲームだよ、つか酔ってんじゃん。」
 飴を口に放ってもぐもぐしつつコントローラーを操作するキルアを、ぽやぽやと少しだけ見つめる。
 「んんん、ちがぅ、ってば。」
 上着をハンガーに掛けて、第一ボタンのみ空けて乱れたシャツでキルアの隣に座る。
 「違わねーよ、酒くせーし」
 そういう割には避ける仕草を見せないよね。そう思って、少しうざいくらいにだる絡み。
 「さみしいなあ……つめた〜いきるぁ。」
 頭をキルアの肩にこてりと預けて。頬に髪が当たるくらいまで近づいて。
 「ちょ、…おま、え」
 離れろ、とぐいぐいと押してくるキルア。耳がいつの間にか赤くなってるの、気づいてるよ。
 「…照れてるの?かわい〜…♩」
 「ばっ……」
 少しからかうとふい、とそっぽを向いてしまった。あーあ。残念。そう思った私は少しだけ眠たくなって冗談で軽く目をつぶり。
 「…あーもー、お前のせいだかんな」
 「…?っ、え」
 ばさり、といつの間にか私の身体はベッドに押し倒されていた。キルアが私の上に覆いかぶさり、頬も耳も少し赤く染っているキルアの顔を強制的に見つめて。
 「煽んの反則」
 ”だからさ、責任とって付き合ってよ?”と囁かれる。私まで元々赤かった頬や耳が赤くなっていく気がして、でもお酒でばかになった頭ではよく考えられなくて。
 「だって、…きるぁかわいいもん」
 上目遣いになって、思わず素直に思ったことを話す。下から見るキルアの顔も、いつも通り端正な顔ですごく可愛かった。
 「かっこいい、のほうがうれしーんですけど?」
 「うーんーかわいいよ。…ぎゅーして」
 気まずそうに、でも嬉しそうに口をとがらせるキルアに、おねだり。今しか出来ないし、酔いに身を任せる。
 「あー、お前、マジで…」
 一瞬びっくりした顔をして、我慢するような顔になって…ふわり、とか弱く優しく抱き締められた。キルアの匂いが鼻腔を擽って、すごく安心した。このままでいたいと思った。
 「…好き」
 私も抱きしめ返して、ぽつりと。
 「………オレも」
 
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