合宿当日になり俺たちは音駒高校えと向かう為バスに乗り込んだ
その日は雨が降っていた
俺は大地さん隣に座っていたが
雨のせいで気圧が下がり古傷が痛み始めた
キリキリ キリキリ
と傷が痛む、恐らく影山も同じだろう
昔からの影響で痛みには無頓着だったが最近はそこまで強い刺激を受けてきていなかったからかこの傷がすごく痛く感じた
恐らくこの痛みは腕を焼かれた時くらいだろ
「ッ、フゥ、フゥ、ハァッッ…」
俺の変化に大地さんは直ぐに気づいてくれた
大地(大丈夫か?)
日向(ッア、はい!大丈夫です!)
いつもどうりの笑顔をして嘘をついた
昔からそうだった
どんなに嫌な実験でも影山と会う前は笑顔で参加はした。まぁ、実験中は何度も泣き叫んだけど
影山が来てからは自分の本当の言葉を、
本当の自分を隠していきてきた
あの研究所から逃げてから
俺は自分自身を出して生活していた
久しぶりだったな
嘘をつくの
痛みを無我夢中で抑えていたら
音駒に着いていた
田中(着いたぞー!)
虎(久しぶりだな!)
西谷(久しぶりだな!!虎!)
ガッと腕を組み合っている
黒尾(おやおや今日”も”勝たせていただきます)
大地(今日 “は”勝たせていただきます)
笑顔で握手をしているがその笑顔の裏には妙な圧を感じた
影山(日向、フゥ、大丈夫、か?)
日向(影山も痛いの?)
影山(まぁ、な)
日向(ていうか、まず