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“僕は初めて恋というものを知った…”《僕はマレウス・ドラコニア。茨の谷の次期当主だ。彼女とは海岸で出会い、学園で再会した。これは、僕が彼女に恋心を抱くまでの物語…》

〜中庭〜

セーラ「マレウスさんが風邪?」

リリア「うむ。正確には大量の魔力を放出し、自分の持ってる魔力を調整してるんじゃ」

セーラ「そうなんですか…。リリアさん、私に出来る事は無いでしょうか?」

リリア「うーん、その気持ちはありがたいが、難しいのう」

セーラ「え、何故ですか?」

リリア「魔力が満たされてる空気にわしらが入ると酔って気持ち悪くなるんじゃ。出来るとしたら…監督生くらいかのう」

セーラ「うーん…。なるほど…」

リリア「だから、あきらめ、」

セーラ「大丈夫です!私にお任せください」

リリア「え?」

〜ディアソムニア寮 マレウスの部屋〜

マレウス「うっ…」(毎回なるとはいえ、慣れないな…)

セーラ「マレウスさん」

マレウス「⁈セーラ、ゲホッゲホッ」(起き上がった)

セーラ「あぁ、まだ寝ててください。マレウスさん」(マレウスを寝かせた)

マレウス「しかし、セーラ。気持ち悪くないか?」

セーラ「大丈夫です。私は少し特殊なんです」

マレウス「特殊?」

セーラ「はい。私は魔力の器が無制限らしく、私の魔力だけではなく、人の魔力も持つ事ができるんです」

マレウス「そうか。だからお前は酔わないのか」

セーラ「はい。今現在マレウスさんの排出してる魔力を吸収してます」

マレウス「そうか。無理はするなよ」

セーラ「はい。あ!今、食欲ありますか?」

マレウス「ああ、少し」

セーラ「実はお粥を作ったんです」(お粥を見せた)

マレウス「お粥…?」

セーラ「はい、多めの水で米を柔らかく煮た料理です。監督生さんの世界では熱を出した患者に消化しやすい食べ物としてお粥を食べさせるそうです」

マレウス「そうか。人の子が…」

セーラ「あ、私が作ったので大丈夫です!味はシルバーさんとセベクくんが保証します」

マレウス「!…くっ、くはははは!」

セーラ「え、え?何か面白いことありましたか?」

マレウス「いや、なんでもない。お前の料理の腕は疑ってない」

セーラ「ホッ」

マレウス「お粥とやらをいただこう」

セーラ「あ、はい」(お粥を渡した)

マレウス(受け取った)「ありがとう(食べた)…うん、美味いな」

セーラ「良かった…」

数分後、マレウスはお粥を食べ終わった

セーラ「では、食器を片付けますね」(片付け始めた)

マレウス「…待て」(セーラの手首を掴んだ)

セーラ「マレウスさん?」

マレウス「…すまないが、その…側にいて欲しい」

セーラ「…分かりました。ですが、食器の片付けとアズールさんに連絡させてください。リリアさんにも伝えるので」

マレウス「ああ…」

セーラ「…んじゃあ」(片方の雫形のイヤリングをマレウスに持たせた)

マレウス「これは?」

セーラ「私の大事なイヤリングです。本来外してはいけませんが、こういう約束では特例として約束を守る証として約束の相手に渡すのが習わしなんです。なので、これで私は約束を守るという決意表明ができます」

マレウス「!そうか。わざわざありがとう」

セーラ「いえいえ。では、少し行ってきます」(行った)

マレウス「ああ(セーラが行ったのを確認し、仰向けで寝転がった)…ハァ…」(僕はセーラに甘えてばかりだな…)

《僕はいつもセーラに支えてもらっていた。最初の出会いは驚きだが、僕を変えてくれた大切なきっかけだ。そして、セーラと出会ってしばらくの時…》

{マレウスの回想}

ー約10年前ー

〜珊瑚の海 海岸〜

マレウス「これを」(セーラに水色のリボンを渡した)

子どもセーラ(受け取った)「これは?」

マレウス「リボンだ。気に入らなかったか?」

子どもセーラ「ううん。ただ急にどうしたんだろうと思って」

マレウス「…僕はお前と友人としてダメではないかと思ったんだ。それでリリアに相談したんだ。プレゼントはどうだと。友好を築くにはいいと教えてくれたんだ。だから…」

子どもセーラ「…」(無言で水色のリボンを髪紐にし、髪を結んだ)

マレウス「セーラ?」

子どもセーラ「じゃーん!似合いますか?」

マレウス「あ、ああ」

子どもセーラ「ふふっ、ありがとうございます。…マレウスさん。確かにプレゼントを渡すのは友好としてとても良い事です。ですが、(マレウスの両手を握った)私はプレゼント無くても貴方を友人と思ってます。貴方はわざわざ茨の谷から私に会いに来てくれてるじゃないですか。その誠心誠意の行動は友好の証のようなもの。なので、貴方が心配する事はないですよ」

マレウス「セーラ…。ありがとう…」

子どもセーラ「いえいえ。あ、私からもプレゼントです」(たくさん貝殻が入った瓶をマレウスに渡した)

マレウス(受け取った)「これは…」

子どもセーラ「貝殻です。私の故郷である珊瑚の海にはたくさんの綺麗な珊瑚や貝殻があるんです。…これがあれば、離れていても私やこの綺麗な海を思い浮かべれると思って」

マレウス「!…そうか。ありがとう、セーラ」

子どもセーラ「はい!」

{回想終了}

《セーラは昔から優しく僕に対しても気遣い、微笑んでくれた。僕はその微笑みに元気をよくもらっている。しかし、最近何故か胸がざわつく事があった。何故だろう…?》

〜ディアソムニア寮 マレウスの部屋〜

マレウス「…ん〜…(寝てしまったか。おや?)セー、ラ…?」

セーラ(マレウスの手を握ってあげてた)「…ん?あれ、マレウスさん?起きてたんですか?」

マレウス「先程目覚めた」

セーラ「そうでしたか」

マレウス「…セーラ、この手は?」

セーラ「ああ。これはおまじないみたいなものです」

マレウス「おまじない?」

セーラ「…私、とある時期になるとよく高熱を出すんです。その時によくアズールさん達が手を繋いでくれたんです。そしたら、辛いとか寂しいとか無くなった気がしたんです。アズールさんは言ってました。こうすれば、1人じゃないし、寂しくもない。悪夢も見ないよって」

マレウス「!」

セーラ「…マレウスさん、熱で魘されていて苦しそうにしてたから…。だから、手を繋いでおまじないをしたんです」

マレウス「…そうか。それは心強いおまじないだな」

セーラ「はい!」

マレウス(時計を見た)「そろそろ時間じゃないのか?」

セーラ「大丈夫です。マレウスさんの熱が治るまで長期滞在をアズールさんとリリアさんに許可を貰いました。なので、ご心配ありません」

マレウス「そうだったか」

セーラ「はい。…水、取ってきますね(立ちあがろうとしたが、マレウスに手首を掴まれた)!…マレウスさん?」

マレウス「あ、すまない。(離した)その…戻って来たらまたおまじないをしてくれないか?」

セーラ「!…はい、もちろん」

マレウス「ありがとう」

セーラ「では」(部屋から出た)

〜ディアソムニア寮 廊下〜

リリア「順調か?セーラよ」

セーラ「!リリアさん。はい、どんどん熱は下がってます。この調子なら当日に間に合います」

リリア「そうか、良かった。…すまんのう」

セーラ「え?」

リリア「お主には色々世話になってしまった。どう恩を返すべきか…」

セーラ「そんな!大丈夫ですよ。私は力になれる事をしたまでです。それに私は契約を持ち込みました。罵倒は妥当として恩は違うんじゃないですか?」(少し悪い顔をした)

リリア「…ふっ、そんなの契約として釣り合わんじゃろ。わしらが足りないぐらいじゃ…。しかし、お主が契約を持ち込むとは思わなかったのう」

セーラ「えへへ。だって、私はアズールさんの幼馴染ですよ?私だって欲ぐらいあります」

リリア「お主ならすぐ叶えられそうじゃがな」

セーラ「一応の対策です」

リリア「そうか」

数日後、マレウスはすっかり元気になった

ー夜ー

〜ディアソムニア寮 マレウスの部屋〜

セーラ「元気になりましたね、マレウスさん」

マレウス「ああ。看病をしてくれてありがとう、セーラ」

セーラ「いえいえ。…マレウスさん」

マレウス「なんだ?」

セーラ「誕生日おめでとうございます」

マレウス「…ああ、そうか。もう日付が変わってるのか」

セーラ「はい、そうですよ」

マレウス「!まさかセーラ、お前はこの為にここにいたのか?」

セーラ「…うーん、確かに1番にマレウスさんにおめでとうを言いたいのは真実ですが、貴方が心配で元気になって欲しいのも真実です」

マレウス「…そうか。ありがとう、看病もお祝いも」

セーラ「はい!あ、今日は失礼します。誕生日パーティー、楽しみにしてください」

マレウス「ああ」

《僕はあまり誕生日が好きではない。特にホールケーキが嫌いだ。甘い物は嫌いではないが、共に食べる者がいなく、胸やけをした事がある。しかし、セーラのおかげで印象が変わった》

〜ディアソムニア寮 誕生日会場〜

マレウス「…」(おめかしバースデーを着ている)

リリア「なんじゃ緊張しているのか?マレウスよ」

マレウス「…皆、来てくれるだろうか…」

リリア「大丈夫じゃ!しっかり招待状を皆に渡したぞ」

マレウス「…」

セーラ「たのも〜!」(扉をドーンと開けた)

エース「あ、ちょいセーラ⁈」

デュース「失礼だぞ⁈」

グリム「にゃっは〜!来てやったんだゾ〜!」

ユウ「お誕生日おめでとうございます」

マレウス「ああ、ありがとう」

セーラ「皆、連れて来ましたよ!」

マレウス「皆?」

セーラ「皆〜!来て〜!」

ぞろぞろとたくさんの人達が入って来た

マレウス「これは…」

セーラ「ちゃんと貴方をお祝いしてくれる人達ですよ。こんな素敵に飾り付けしたのに来てくれないなんて寂しいもん」

マレウス「…セーラ、ありがとう」

セーラ「いえいえ。あ、素敵な衣装ですね。流石バースデーボーイ」

マレウス「ふふっ。お前もいつか着るだろう?」

セーラ「ふふっ、そうですね。あ、僕からプレゼントです」(大きな長方形の箱をマレウスに渡した)

マレウス(受け取った)「…開けて見ていいか?」

セーラ「もちろん!」

マレウス(プレゼントを開けた)「これは…(箱から取り出した)ヴァイオリンか」

セーラ「はい。しかも特注ですよ」

マレウス「確かに黒いヴァイオリンは初めて見る」

セーラ「見所はそこだけじゃないですよ〜?黄緑色の茨の模様は茨の谷とディアソムニアをイメージ。そして、ヴァイオリンの後ろを見てください」

マレウス「後ろ?(見た)!これは」

セーラ「ヴァイオリンには彫られてるマレウスさんの名前。色は黄緑にしました。いいサプライズでしょ?」

マレウス「ああ。とても驚いた」

セーラ「せっかくですし、ここで演奏を披露しては?シルバーさんやセベクくんも聞きたいでしょ?」

セベク「若様の素敵な演奏を是非ここにいる者達に聞かせてやってください!」

シルバー「マレウス様が良ければ聞きたいです」

リリア「わしもじゃ」

セーラ「もちろん僕も聞きたいです。いいですか?マレウスさん」

マレウス「ああ」

セーラから貰ったヴァイオリンで素敵な演奏をした

リドル「凄い…」

レオナ「…ふん…」

アズール「素晴らしい」

カリム「上手いな!」

ヴィル「やるじゃない」

ルーク「ロア・ドゥ・ドラゴン、なんて繊細で素敵な音色なんだ。ボーテ100点!」

イデア「マレウス氏、すご」

拍手喝采に包まれた

セーラ「流石ですマレウスさん!よーし」(何かし始めた)

エース「セーラ、何する気?」

セーラ(ピアノを出した)「皆!盛り上がっていくよ〜!」

踊りたくなるような演奏をし始めた

デュース「なんかノリノリになる音だな!」

グリム「ふな〜!俺様がかっこよく踊るんだゾ!」

グリム始めに皆楽しく踊り始めた

マレウス「セーラ、デュエットいいか?」

セーラ「もちろん!いきますよ、マレウスさん!」

マレウス「ああ」

セーラとマレウスのデュエットにより、皆は更に楽しんだ

グリム「ふな〜、お腹空いたんだゾ」

デュース「確かにたくさん踊ったからな」

エース「まぁ、あとはゆっくりご馳走を食べますか」

セーラ「マレウスさん。僕からもう1つプレゼントがあります」

マレウス「もう1つのプレゼント?」

セーラ「お願いします!ジェイドさん、フロイドさん!」

ジェイドとフロイドは少し大きな箱をテーブルに置いた

リリア「これは?」

セーラ「まぁ見ててください(風魔法で浮いた)皆さん、ご覧あれ!3、2、1、はい!」(箱を開けるとそこには少し大きなバースデーケーキがあった)

シルバー「これは…」

セベク「バースデーケーキ⁈」

リリア「じゃが、バースデーケーキはもう、」

セーラ「確かにそうです。でも、これはただのホールケーキじゃありません。アイスケーキなんです」

マレウス「アイスケーキ…?」

セーラ「はい。とある国ではアイスを使ってケーキを作ったそうです。なので、僕はマレウスさんの大好物を使ってケーキを用意しました。しかも(少しだけ2箇所、ケーキを切り分けた)ご覧ください」(右手の皿にはケーキはいちご味のケーキ。左手の皿にはチョコ味のケーキがのっていた)

マレウス「!中身が違う」

セーラ「その通りです。正確にはこのアイスケーキは食べる場所によって違うんです。なので、色んなアイス味のケーキを楽しめます」

マレウス「…こんなにサプライズをしてくれるとは…ありがとう、セーラ」

セーラ「お褒めに預かり光栄です。では、僕が細かく切り分けしますので何味がいいか皆さん言っていてください」

デュース「僕はチョコにしようかな」

エース「俺はイチゴかな」

グリム「俺様は…全種類なんだゾ!」

ジャック「お前は欲張り過ぎだ」

エペル「りんご味あるかな」

セベク「まずは今日の主役である若様から先だろ!!」

セーラ「はいはい、順番ね〜」(順調に切り分けて皆に渡して行ってる)

マレウス「…」

リリア「セーラは人気者じゃな〜」

マレウス「何が言いたい?リリア」

リリア「…そのまま友達のままじゃといつかあの子は誰かの物になってしまうぞ」

マレウスはリリアを睨んだ

リリア「…そう睨むのならあやつを囲めばいいものの…」

マレウス「…それは出来ない」(そしたら、セーラは…)

リリア「…のう、マレウス。あの子は優しい。確かに縛るのは可哀想じゃ。だが、少しだけでも望み、手を伸ばしてもバチは当たらんと思うぞ」

マレウス「…」

《分かっている。僕にとってセーラはかけがえのない大切な存在だ。僕の世界を色鮮やかにし、変えてくれた。ケーキだってそうだ。僕はあまり好きではないホールケーキを好物で作り、このようにサプライズをしてくれた。セーラはいつも僕に驚きと輝きをくれる。ずっと側にいたい。お前を独り占めしたい。他の男といると胸がモヤモヤする。ああ、これが嫉妬…そして、この思いが恋か…》

セーラ「お待たせしました。マレウスさん、リリアさん」(手には2人分の切り分けたケーキがのってる皿)

リリア「おー、わざわざありがとうなぁ」

マレウス「…」

セーラ「マレウスさん?」

マレウス「ああ、すまない。少しボーっとしていた」

セーラ「…無理はしないでくださいね」

マレウス「ああ。いただこう(皿を取り、ケーキを食べた)うん、美味いな」

セーラ「良かった〜」

リリア「あー!マレウス、わしはそっちが食べたかった!」

マレウス「す、すまない」

セーラ「まぁまぁ、まだまだたくさんありますし、僕取ってきますよ」(行った)

《…セーラ。僕はお前を愛してる。お前はどうなんだ?お前はもし僕が思いを告げたらどうする?拒絶をするか?それとも…。いや、今は友達のままでいい。時が来たら…》


“お前にこの思いを伝えよう”




〜to be conteneu〜

ツイステオリキャラ セーラシリーズ

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