｢縁切ろう。｣

親友から突然言われた。

｢どうして？｣そう聞きたくても喉が締まって聞けなかった。

空気が吸えない。視界が滲む。

何がいけなかった？どこが悪かった？

私の親友は行ってしまった。

その次の日も、また次の日も、、何もできなかった。

時間が進むのが遅くなった。

また突然、メールがきた。時間の進みとは正反対の速さでスマホを手に取る。

それは、もう親友ではないのかもしれない親友からだった。

でも、文がいつもと違う。

親友の家族から…

｢ご報告があります。──が亡くなってしまいました。｣

______は？

｢亡くなった。｣

一番予想してなかった言葉。いや、一番予想したくなかった言葉。

声も涙も出ない。

それから先はもう見なかった。

私の親友は行ってしまった。

私の親友は逝ってしまった。