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翠黄 瑞→翠
瑞 主人公
R表現 微有?
…
入学した春
それは温かい日だった
瑞)ねぇね ぇっ、黄ちゃん っ!
今日から高校生だよ っ!?
黄)そうやね っ…!て、瑞ち ゃんっ!前っ!
瑞)うわぁっ! 倒
入学式早々に ばかみたいに はしゃいで、
段差に躓いて転びそうになった
_その時
翠)おっ…と、君大丈夫? 抱
体が地面に着かず、
宙に浮いた
瑞)…!、ありがとうございますっ…/
黄)…?瑞ちゃん…顔 赤いで?、
瑞)えっ…!?//
それが、先輩との出会いだった
…
それからは、
瑞)翠先輩っ!
一緒にお弁当食べませんかっ?
翠)うん、いいよ~
瑞)黄ち ゃんっ!いこっ!
黄)ぅぇっ! ちょっ と まってや っ! 汗
お弁当を一緒に食べたり、
瑞)あ っ!翠先輩っ!!
翠)…ふふっ、いつも元気だねぇ 撫
瑞)……へっ!?…あたま、///
たまにはこんなこともあったり、
毎日が楽しくて、甘くて
初めてで溢れていた
まるで漫画のような恋の始まり
そんなベタな展開に胸を踊らせてしまう
…でも、それは当たり前で
瑞にだけじゃ無い事
…
黄ちゃんと、朝学校に行く
これがいつものルーティーン
…だけど、その日は違かった
「瑞ちゃん、ごめん…今日朝先行っててくれん?ほんまごめんな」
一通のメール
何の迷いもなく返した
「おっけー!」
スマホをつい見すぎて、いつもより大幅に遅れている
なので、その日はバスに乗って行った
瑞)…ん?
その途中、バスの中から見えた二つの影
緑色と黄色の頭
…翠先輩と……黄ちゃん、?
黄ちゃん…確か今日は先行っててって、
もやっ とした感じが心に広がる
でも、バスの中から少しみただけだし…
まだ二人とは限らないよね、?
ずっと見てきた二つの影を
知らない事にした
心はまだ、もやが かかったまま…
…
あれから、何も聞けずにいた
その日はあっという間に過ぎていってお昼
今日は黄ちゃんから二人でお弁当を食べたいと誘われて
翠先輩は誘っていなかった
黄)あのな…瑞ちゃんっ、
お弁当を食べ終わって少しすると、
黄ちゃんが口を開いた
うっすら赤くなる黄ちゃんの
耳や頬
それを見てただ、
嫌な予感が当たりませんように
と、祈る事しか出来なかった…
でも、それは叶わなかった
黄)瑞ちゃん…俺な、
翠先輩とお付き合いしとるんよ…
勘は当たってしまった
それを聞いた瑞は一言
瑞)…まじッ!?めっっちゃいいやん!
おめでとうッ!
それだけ言った
そして、
瑞)瑞、ちょっとトイレ行ってくるね…!
その場から逃げた
…
鍵を掛けて扉を閉めると
我慢していたものが溢れ出す
瑞)ひッ…ぁ、ふぅッ… 泣
ただただ、声を抑える事しか出来なかった
「なんで言わなかったの?」
「瑞の方が前から好きだったのに」
そんな嫌な質問が
自分の胸の内から溢れる
瑞)言えないよっ…言えるわけないッ、
その時の黄ちゃんの顔は…
期待した目
そこに混ざる不安
それは少しの承認要求
…瑞が、一番求めていたものでもあった
…
その後は、なんでも無かったかのように
教室に戻った
黄)瑞ちゃんっ、大丈夫なん?
瑞)うんっ!大丈夫ッ!!
ただ、笑う事しか出来なかった
…
今日は部活があって、黄ちゃんと一緒に帰れなかった
校門を出ようとした途中、
瑞)あれ、?シューズが無い、
忘れ物に気が付いて、教室へ戻った
一組、二組、三組と、教室を通り過ぎてゆく
瑞)五組は~?っと…
また、視界に止まる二つの影
一つだけ閉まっている四組の教室
…窓辺に見えた、黄ちゃんの見たこと無い顔
衝撃が隠せなかった
急いで隣の五組へ入る
シューズを持って早く出よう
そう思っていたけど、
黄)んっ…ぁ翠先輩ッ、ぅ”//
初めて聞く幼馴染の声と、
呼ばれる彼の名前
何故か、足が動かなくなって
その場にしゃがみこんだ
…
それが、今の瑞
ほんまになにしとるんやろ、と自分でも思う
けど、今日は色々な事がありすぎて
気持ちの処理が追い付かない
黄ちゃんの顔と声
甘く、儚い… とろけそうな瞳
翠先輩の顔
…真っ直ぐ捉える瞳には
黄ちゃんしか映っていなかった
…失恋
そう呼ぶにはあまりにも綺麗だ
…いつもの瑞なら、
諦めるなんて無かったと思う
…でも、黄ちゃんなら?
自分が一番知っていた
少し天然な所、
出来なくても、諦めない所
努力の塊みたいな…
黄ちゃんと翠先輩…
納得出来る自分がいる反面、初恋を諦められない自分がいる
きっと、悲しいものは悲しい
自分が気付かない内に唇を噛んでいた
口の中には、
しょっぱさと、鉄の味が広がる
苦いなぁ…
まるで、あの時とは正反対
…
静かになった教室には気持ちだけが残る
瑞)…帰ろ、
外に出ればもう日は暮れていた
綺麗な黄色の月明かりが
緑の生い茂る校庭を照らす
…逃げて、隠して、終らせる
苦いやり方
それにしては清々しい終わり方
納得出来る失恋なんて無いだろうに、
…ただほんの少し、口角が上がる
…初めて恋をしたのが君で良かったと
初めての失恋が君で良かったと
…そう、言える恋だったなと
瑞)幸せになってね…
そう
皮肉でもなく、ただ素直に思った
でも、一つ言うのなら…
…これからも、
君以上の人なんて居ないよ
コメント
1件
うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ瑞ちゃんは、よ〜がんばったよ!なので私が瑞ちゃんもらっていきます‥((
M@小説見に来いよ