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警察署の取り調べ室。
俺は全てを話した。
自分が高城を殺したことも、“妹”が幻想だったことも。
だが、刑事は静かに首を振った。
「白石さん、現場に残された指紋はあなたのものではありませんでした」
「……え?」
「そして、あなたの妹のDNAと一致する遺体が見つかっているんです」
信じられなかった。
俺の“幻想”だったはずの妹が、現実に存在していた?
刑事は言った。
「もしかすると、あなたが彼女を“作り出した”のではなく、
彼女があなたを“利用していた”のかもしれません」