馬鹿げたやり方を….私はやるのです。
慎重にそっとロヴィーノの近付いた…
「来るな」とまでは言われなかったが怯えいてる。
ロヴィーノの至近距離まで近付いた途端。
菊がそっとロヴィーノの頭を自分の胸元に抱き寄せた。
「…….え?」
ロヴィーノが驚くと菊は口を開けた。
「仲間….家族が味方に着いてます….」
「決して貴方を罵倒せず平等に親しく話すでしょう….」
「貴方は今まで良く頑張りました」
「もう、辛いことは此処で吐き捨て皆さんの所に行きましょう」
「そうしたら……」
「軽くなるはずです」
救世を唱える菊の瞳はまるで天使でもあり悪魔でもある….
決して偽りの顔ではない….
本当の顔を彼に見せている。
「…….バカ弟も…..心配してたのか?」
「えぇ….とても心配してましたよ」
「心の底から….」
するとロヴィーノが御守りを優しく握った
それを見てか菊は質問を問い掛けた
「…….皆さんの所に…..行きますか?」
「…..」
少しの間黙っていたが、一分ぐらい経つと口を開けた。
「…….行く」
とても小さな声だったが大声を上げる人も居ないのですんなり聞こえた。
少しばかり彼は照れていたが….
やっと”生きる意味の幸せ”を見付けたようだった。
「それじゃあ、行きましょうか」
「…..あぁ」
ガチャ…とリビングの扉を開ける
心配そうにしていたフェリシアーノが声を出す。
「菊….!と….」
「兄ちゃん….?」
「バカ弟…..」
フェリシアーノの瞳は驚いたような顔をしていた。
ルートも見守るように見ている。
「兄ちゃん…..!!」
嬉しさのあまり飛び跳ねてロヴィーノに抱き着いた。
似ている兄弟….。
似つかない感情もあれば似つく感情もある….。
でも…..今は….
“生きる意味の幸せ”を実感している。
闇から光へと変わっていくロヴィーノを見て
(…..ようやく….見付けたようですね….)
(貴方自身の幸せを….)
あまり感情は変わっていないが少し菊の口元は緩んでいた。
「それでは、私はもう帰りますね」
もう十七時….帰らなくてはいけない時間だ。
「うん!またいつでも此処に来てね!」
とフェリシアーノが元気そうに言うのを横に
「……ありがとな」
とロヴィーノが声を出した。
彼なりの礼儀だろう…
「いえ、滅相もありません….」
菊は微笑し、帰って行った…
その微笑は偽りか事実かは菊自身も分からなくなっていた…。
まるで、感情のコントロールができないくらいに______
食卓は自室でいつも食べている…。
作った料理の殆どがストレスで喉に通らないぐらいだった。
しかし、最近…
“味がしなくなった”
何を食べても無味….症状かと思っていたが一日ですら、ストレスが解消が合った日ですら治らない….
分からない…..分からない….
自分の居場所すら….
分からない……
味は無味に、笑顔は偽りに
口から血を、不幸に不幸を……
全て…..
コメント
6件
感動の再会、という奴?! 菊様大丈夫ですか?味覚がない上に血ッ??!やばいッッ
えええええ!!??菊ちゃん大丈夫ぅ??!味がしない…しかも、血!!!?菊ちゃん〜まだ死なないでぇ〜、菊ちゃん死んだらおねぇさん生きてられない🙃そして菊ちゃん、よくロヴィを救ってくれた…ありがとううう!!!!💞
ロマーノぉぉ!!出れるようになったのお姉さん感激😭😭😭 えぇ!菊ちゃん……大丈夫か…気になり過ぎる😭😭 続きも頑張ってくだせぇ‼️