注意
捏造、キャラ崩壊、kgriだけどriくん出てきません。
中身薄、何でも許せる方向け。晒し行為はお控えください。
これが恋だと気付いたのは、約1週間前の事で。けれど、今思えば惚れていたのは始めて会った時からだった。恋愛とか好きとかあまり知らない頃、伊波を見てもただの友達で、それ以上もそれ以下でもない。ただ、無意識のうちに心の何処かでは好きだと思っていたのだろう。
伊波が好きだと気付いた。けれど、どうやって伝えようか、カゲツは悩む。今まで恋愛のれの字もない修行ばかりの生活を送ってきた為、カゲツは恋愛の知識はあまりない。
「なぁ、わたくもくん……伊波に化けるとか出来ん?」
そう両手でもふもふと掴みながら問うと、わたくもくんはふわりと首傾げた。
「なんやろな……わたくもくんで練習してみたいな。」
そう言えば、わたくもくんはにっぱりと笑って二度頷いた。瞬間、辺りが煙に包まれる。だんだんと晴れて前を見ると、伊波そのものが立っていた。ただ、喋る事は出来ないようで、ニコニコとしながら少し屈めていた腰を伸ばして、カゲツに両手を広げ笑う。その笑顔が眩しくて、多分伊波本人でもこの笑顔をするのは中々ないだろう。それ程にっこり、にっぱりと笑っていた。
カゲツは相手が本人ではないとわかりつつも、そっくりな為。ドキドキしながらわたくもくんと同じように腕を広げゆっくり近づく。これまたゆっくりと背に腕を回した。ドキドキと心臓がなって、恐る恐る抱き着くとわたくもくんの方からグッと抱き着く力を強められて、冷や汗が伝った。
「…あ…あう……」
そう苦しそうに呟くカゲツが心配になったのか、わたくもくんは見えていなかった顔を向けて上目遣いで心配そうに眉を寄せる。
「あ…だ、大丈夫……。」
顔面も限りなく伊波に近く、カゲツは戸惑ってこれはわたくもくんだと心の中で連呼する。
そんな目をぐるぐると回すカゲツに心配の目を向けていたわたくもくんだが、にっこりと笑ってカゲツの頭をゆるゆると撫で始めた。口元は動いているが声帯は無く、ただカゲツは読唇術で口の動きで何を言っているか理解できた。大丈夫〜とか怖くないよ〜とか、言われている。
「別に、怖い訳やないから……。」
そう言ってもわたくもくんは笑顔をより一層深くさせて、撫でる頭を止めなかった。だんだんと顔に熱が溜まる。
「わ、わたくもくん、もっかい…ぎゅーってして欲しい…。」
わたくもくんは最初と同じよう にっぱりと笑って二度頷いた。
ぎゅっとわたくもくんがカゲツを抱きしめる。首元に腕を回し、苦しくならない程に腕の力を強めた。
ふと、ぎゅうぎゅうとして楽しそうなわたくもくんの頬を掴んでちゅっと口にキスをした。
わたくもくんは目を見開き、次の瞬間 ぼふんっと煙が舞う。
目を開けると、わたくもくんは元の姿に戻っていて、真っ赤にさせた顔を手で覆っていた。手が小さくて目すら隠せていないのだけれど。
「ご、ごめん、つい…」
カゲツが申し訳なさそうに告げると、顔真っ赤にしたわたくもくんを抱える。
わたくもくんは短い手を伸ばしてポコポコとカゲツを叩いた。ごめんごめんと何度も謝らせられる事となり、その後、好きなお菓子を買って何とか仲直りする事が出来たのだった。
わたくもくんはkgtくん以外の声が出せないと良いと思います。本当は2頭身riくんで進めようかと思いました。短くて申し訳ない。
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