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今回は藤澤さん視点。
🔞封印です!
本日、バラエティ番組の収録!
き、緊張するよぉ~!!
最近は音楽番組の収録以外にも、今日みたいにバラエティや情報番組に出る事も増えて、芸人さんや俳優さんともお話できる機会が多くなった。
この世界で活躍されてる方たちは、本当に色んな個性を持っていて、僕の藤澤ワールドにもにこやかに対応してくれる。
番組の収録自体は台本通り順調に進んで、予定時間を押すことなく終了。
藤澤「今日は噛まなかったぞ〜!元貴、褒めてくれるかな?」
スッキリした気分で楽屋を後にする。
実は若井も同じ局で収録があって、この後の事務所入りは一緒に行くことになっていた。
若井の収録が終わるまで…あと30分くらい?押してなければ…。
藤澤「何か飲もっかな〜。」
ロビーのカフェで何か飲みながら若井を待つことにした。
すると、
?「藤澤君かい?」
振り向くと、見たことがあるような…無いような…
藤澤「あっ…はい。そうです。」
?「最近の活躍、見てるよ。凄い勢いだね!個人的にとてもファンなんだ。会えて嬉しいよ。」
と、握手を求められた。
誰ぇ!?
悪い気はしないので、おずっと手を差し出すと、がっしり握られてしまった。
?「画面越しでも綺麗な人だと思ったけど、実物はもっと美しい。」
その人は綺麗にスーツを着こなして、爽やかな笑顔でサラリと歯の浮くようなセリフを言う。
僕、男なんだけど…
とは言え、賛辞は素直に嬉しい。
40代後半くらい?少しグレー掛かった髪をサイドに流して、目鼻立ちがハッキリした…いわゆるイケおじ?
?「ご馳走させてくれないか?好きなものを頼むといい。」
藤澤「えっ!や、あの!」
?「遠慮しないで欲しい。ファンだと言ったろう?特に藤澤君の演奏が好きでね。とても響く音がする。」
藤澤「あ!ありがとうございます!」
褒められて、嬉しくなって、一緒にお茶することになった。我ながらチョロい…。
こうなると、ちゃんとやっておかないといけないのが…
藤澤「…あの、本当に大変失礼な事を伺って申し訳ないんですが、お名前を教えていただけませんか?」
誰か分かんないままは、困る。意を決して聞く。
?「えっ!?…僕の事、知らない?ショックだなぁ。」
ショックと言うよりは、うっすらイラついているような…声や表情は柔らかいけど、瞳の奥が少しだけ暗くなる…
元貴もたまにやる…。
相手を不快にさせたんだと思い、慌てて謝る。
藤澤「すいません!僕、芸能界凄い疎くて!」
?「ははっ!気にしないで。僕ももっと頑張れって事だね。名刺、あげるよ。」
さっきのイラつきは完全に消して、爽やかに名刺を渡してきた。
どうやらプロデューサーらしい事が分かった。
プロデューサー「あの番組とか、この番組とか知ってる?僕が作ってるんだ。今度、藤澤君たちのグループに出演オファーしていいかな?」
見たことある番組ばっかりだ!この人、結構大物なのでは?
藤澤「あ!ありがとうございます!わぁ。あの、さっそく元き…大森に伝えてみますね!」
面白い番組いくつも作ってる人だし、元貴、何ていうかな。
怪しい人が出てきました。
三人の絆のために(←?)頑張ってもらいましょう。