テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
07 独
そばを食べ終わったあと、みんなでカウントダウンをして年が明けた。
初詣も行くつもりだったんだけど、雪が降ってて、初詣に行くことはできなかった。
結局、凸先輩が片付けてくれた空き部屋がおどろくの部屋になったから、しぇいどさんが譲ってくれた本を読んでた。
「雪だぁ〜!」
まぁ、おどろく自身は本読むのあんまり好きじゃないから、本は読まなかった。
窓を開けると一気に寒い空気が吹き退けてきて慌てて閉める。
でも前みたいに寒さに嫌気がさすことはなかった。
逆に今のおどろくは寒ささえも好きになってきているのかもしれない。
「_____。」
凸先輩たちはおどろくのことを知ってもここを追い出さないでくれるかな____。
『おどろくさんっ!!』
誰かに自分の名前を呼ばれて、刹那体に衝撃が走った。
『え?』
藤色の髪、少し見える紫のパーカー。
私たちのことを追ってきている大人の人たち。
私、知ってる。
____知ってるよ。
私はここで失敗を犯したんだ。
どうしようもない、許されない。
そんな間違い。
もう___間違えたくない。
裏切られたくも、失望されたくもない。
だから_____
「____さ____おど___さん___」
「おどろくさん!」
不意に凸先輩の声で目が覚める。
目を開けると、すぐ近くに凸先輩の顔がある。
「___ん?どうしたの___?」
そういえばおどろく、「雪だ〜!」ってはしゃいでそのまま寝ちゃってたっけ。
「どうしたのじゃなくて____うなされてたけど。」
またこれか。
夢の内容を覚えていたくても朝になったら忘れる。
「もしかして、ここに来る前の夢でも見てたの?」
凸先輩の質問に「おどえてないけど、多分そうだと思う。」とあやふやに返す。
そこからしばらくの沈黙が続く。
何かまずいこと言ったかな____
「ねぇ、よかったらさ___」
凸先輩が神妙な顔持ちで話を切り出した。
「おどろくさんのここに来る前の話を聞かせてくれない?」
みなさん、ご迷惑かけてごめんなさい!
このアカウントで〈矢印〉は書くと思うのでこれからも何卒よろしくお願いします_____by主
コメント
2件
゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚(大歓喜の舞)
やっっっっっっったぁぁぁぁ!!!