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暴力
shk.side
突然だが、もし生まれた時から人とは違って獣の耳が生えてたり、爪が異様に長かったりしたら、どうする?
確かに人間の腹から産まれたはずなのに、見た目が全然似てない。そんな状況になったら、大抵は浮気された。と思うだろう
けど、母親にも父親にも生えていないものが生えていたら
もし見た目が……“動物”だったら….両親はどうすると思う?
自分の子じゃないと赤子を捨てる?ちゃんと受け入れて育てる?
まぁ…..実際今の人間の性質を考えると、最初が妥当だろう。
何でこんな質問をしてるかって?
……..俺がそんな産まれ方をしたからだよ。
自我が芽生え始めたのが5歳くらいからだろうか。
周りにはお年寄りばかりで、みんなすごく優しかったのを覚えてる。
成長するにつれ、感情のコントロールができるようになった。
それと同時に、凶暴化するようにもなった
凶暴化すると辺りの物を投げたり、窓から飛び出して草むらに隠れたり、先生を傷つけたり、
けど、優しくしてくれはおばあちゃん達には手を出さなかった。
お年寄りだから、と言う理由もあっただろうけど、一番強かったのは自分の意思だろう。
「この人達を傷つけたらダメだ。」と心のどこかで思っていたのかもしれない
俺が15歳になった時、施設は火事になった。
先生達は自分が先だ!とお年寄りを突き飛ばし、即座に逃げていった。
俺は倒れたおじいさんを担ぎ、走って外に出ようとした
が、同い年の女子に押され、バランスを崩してしまった。
幸いおじいさんは怪我をしていなかったからよかったが、女子に腹が立ち、俺は暴走してしまった。
おじいさんは救助隊に助けられたが、俺は危険人物と見做されたのか、その場で押さえつけられ、気を失った。
そこからの記憶はあまり覚えてない。
強いて言うなら、若い人間を信じられなくなったことだ。
おじいさん達は俺が押さえつけられいた時、心配そうに俺を見ていたが、先生や同じ孤児達は「やっぱ化け物じゃん、」「あいつが火事起こしたんだろ」と陰口や哀れみの目線ばかり
そこから俺は「若い奴らはクズしかいないんだ」と気づいた。
あれから数年が経ち、今は20前半。
人と関わるのをやめて、山奥で静かに暮らしている。
山登りに来たお年寄りが挨拶に来たり、お菓子を分けてくれたりと、充実はしている。
(人と関わるのをやめたって言ったけど、お年寄りは違うからな?)
いつの通り、木の上から草原を眺めていると、1人の人間が寝ているのを見つけた。
見た目は成人男性で、艶のある肌、綺麗に整えられた…とは言い難い癖っ毛のある髪
….俺が苦手な人間を全て組み合わせたような奴だな、
まぁ関わることないし、放っとくか
と、空を見ようとした時、下から「おーい」と声が聞こえた。
下を見ると先程寝ていた青年がこちらに向かって手を振っていた。
何だあいつ、と無視をすると突然登ってきた
は!?地上まで結構高さあるのに、バケモンだろ、
若干引いていると、いつのまにか隣に座っていた。
「君。いつもここに居るの?」
shk「まぁ、」
「へぇ….ここ景色いいねぇ、」
なんなんだこいつ。急に登って来たかと思えば話しかけてくるし、
「..ね。よかったら家案内してよ」
shk「は?やだよ」
何で知らない奴を家に招かなきゃいけないんだよ。頭おかしいのか?
「1回だけでいいから!ね?」
shk「知らねぇ奴を入れるわけねぇだろ。無理だよ」
「だよねぇ…」
shk「遭難とかなら他を当たれ。この先行ったら街があるだろ」
そう吐き捨て木から降りて家に帰ろうとした。
が、なぜか腕を掴まれ止められた。
shk「おい離せ」
「本当に1回だけだから!すぐ帰るから!」
めんどくせぇ….犬かよ、
このままじゃ埒があかなそうだし、
shk「…わかった、」
「え!?」
shk「ただし。変なことしたら追い出すからな」
「しないよ!」
やったぁ〜!と両手を上げ喜んでる人間
呆れながら人間を家に案内した。