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阿部は、「慣れ」どころか、感度は良く、すぐ欲しくなる。本人は「変じゃない?」と言うが、目黒にしてみれば、「最高だわ」となる。




だけど、そんな時間ばかりを過ごすわけじゃなくて、色々話をするし、映画を観たり録画していた、番組を観たり。




阿部ーあの、ハイパーホッケー見応えあったよね。

目黒ーそう?

阿部ーかっこよかった。

目黒ーふふふ、ありがと。




あのゲームは、阿部は、見てて惚れ直すくらい、かっこよく強かった。

阿部が小さく欠伸をした。

目黒が、送って行こうか?と聞く。

タクシーで帰ると言う。




いつも、使うタクシー会社に電話する。何度か来てもらっている運転手が今日は休み。

新人だが、地元の人間で地理に詳しい人が来ると言う。




◯◯ーどちらまで?

阿部ーXXまで、お願いします。

◯◯ーかしこまりました。




静かにタクシーは動き出した。

阿部は、帽子を被り、眼鏡をかけ、マスクをしている。それでも。




◯◯ーあの〜阿部さんですか?

阿部ーはい。

◯◯ー俺、グループのファンなんです!やった、すげ〜。

阿部ー・・。

◯◯ー根岸、言います。

阿部ーはぁ。

根岸ー夜景の綺麗なところへ、案内しますよ。

阿部ーいや、早く帰りたいんで。

根岸ーいいじゃないっすか!

阿部ー困ります。

根岸ーうわ〜、俺ツイてる〜。

阿部ーあの。ここで降ります。止めてください!

根岸ー冗談っしょ。



阿部は、こっそりと、スマホから警察に電話した。

会話が聞こえるように大きな声で話す。

根岸は、テンションが上がって声は大きい。




阿部ータクシーで無理やり連れ回すの犯罪じゃないですか?

根岸ードライブじゃないですかぁ〜。

阿部ーどこに向かってるんですか?

根岸ー△△です。スカイツリーが綺麗に見えるんだなぁ〜。 うわ〜デートみたいだ、ラッキー。




タクシーが△△に着いた。

阿部が降り根岸が降りたところで警察が来た。

阿部は、思わずしゃがんでしまった。怖かったのだ。




乗用車タイプの警察車両に乗り、家に帰らず、目黒の家に向かった。

マンションの前で降ろしてもらい、目黒に電話する。




阿部ーめめ。

目黒ー家着いた?遅かったね。

阿部ーめめのマンションの入り口にいる。

目黒ーえっ、どういうこと?

阿部ー入れてくれる?

目黒ーん、入って?




部屋に入って阿部は、目黒に飛びついた。

微かに震えている。




目黒ーどうしたの?




阿部が説明すると、「今日は泊まりなよ」と言う。

冷静に行動したが、怖かったし、今、震えている。抱きついて離れない。




阿部ー怖かった。

目黒ー上手く警察に電話出来たね。

阿部ー何とか警察も分かってくれて助かった。

目黒ー今度から、俺が送るよ。

阿部ーありがと。

目黒ー落ち着いた?コーヒーでも飲む?

阿部ーうん。


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