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花吐き病パロ2
今日は凄く体が重かった。
あと、もう少しか……
そう心の中で思いながら僕は準備をした。
「……マッシュ君…凄く顔色が悪いよ?
大丈夫?それに花を吐く回数も増えてきてるし…」
フィン君は相変わらず僕を心配してくれる。
「うん、大丈夫だよ」
僕も相変わらず同じことを言う。
フィン君は辛そうな顔をして何も言わなかった。
体がグラグラする。
息切れもするし、なんだか変だ。
僕は立っているのが辛くて壁に寄りかかった。
フィン君は先生に呼ばれていていなかった。
誰かに助けを呼ぼうにも声が出ない。
僕はそこにうずくまるしか無かった。
「マッシュ・バーンデット?」
この声は……
僕は顔を上げた。
そこに居たのは今1番会いたくなかった
レインくんだった。
レインくんは僕のそばに近寄り、
「大丈夫かマッシュ。立てるか?」
そう言い、僕を介抱しようとした。
でも咄嗟に
「っやめてください……ッ!」
レインくんは凄く驚いていた。
「ゔ…っ!」
僕は思わず咳き込んだ。
「ゴホッ……ゴホッ」
ひらり、ひらりと落ちる花弁。
僕は辛くて涙が出た。
その様子を唖然とした様子で見るレインくん。
知られてしまった。
どうしよう。
僕の頭は真っ白になった。
レインくんが何か言おうとした時、
僕は意識を手放した。