コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
夢主が旅団に加わったのは、団長クロロの命令だった。
「君には、“鍵”になってもらう。
クラピカが憎む“幻影旅団”に、君という“矛盾”を忍ばせるんだ」
「……復讐の炎に、別の灯を混ぜるってこと?」
「そう。復讐の炎は純粋だからこそ、別の感情に弱い」
赤い瞳を隠し、黒いフードを被って。
夢主は“旅団員No.13”として、静かに任務をこなしてきた。
ただの駒じゃない。
旅団の中で“信頼されている”仲間として。
しかし、クラピカの鎖が仲間を次々に捕らえ、壊し始めたとき。
彼女の心に、忘れていた痛みが戻ってくる。
「クラピカ……あなたが憎むその場所に、私がいるの」