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ある一人の転生者が、この世界に迷い込む話。 「異世界からの来訪者」 - 第2話「見知らぬ土地で目覚める、その名も…」 - ジナ「ここはどこだ?」アルマ・デュラン「…目が覚めたか!」「ああ! 良かったぜ…!」 -大団円- 第3章「異界から来た青年」 - 第4話「魂(たましい)の記憶…夢の世界」 - ンは目を覚ます。 アルマ「うっ……ぐうっ……」 目覚めたばかりで頭が混乱している様子だ。彼の名は『アルマ』というらしい。 彼は、自分の名前以外の記憶がなかったようだ。 ここがどこなのか…?自分は誰なのか…?何もわからないまま彷徨い続けていたところに ̈偶然通りかかった人間達` と出会うことができたのだ。 彼らの親切心もあり一先ず街へ連れて来てもらうことになり ̈今は宿屋の一室にいる。} 『あの声は一体?』 頭の中に響いた謎の声。それに気を取られている内に眠ってしまっていたようだ。 外を見ると空はすっかり暗くなっていた。 夜になってしまったことを確認すると、ベットから出ることにする。 ̈誰かと一緒に寝ていたのは覚えているが、 自分が誰だかわからない。 ̈それどころか… ̈私は自分の素性を誰にも語ろうとはしなかったのだろう。 ̈だからこの声はきっと幻聴なのだ。 ̈でも、思い出さなくてはならないような気がする… ̈そう思った瞬間、頭にズキッとした痛みが走る。 ̈思い出すことは怖い。だけど忘れたままではいけないような気もしてくる。 ̈頭痛の原因はコレなのかもしれない…。> ̈そんな考え事をしながら歩いていると誰かとぶつかってしまう。 ̈衝撃に備えて目を瞑ったものの、 ぶつかった相手は女性だったようで身体に衝撃は全く走らなかった。 ̈だがその代わり彼女の持っていた紙袋の中身が散らばってしまったようだ。アルマ「すまない…ケガはなかっただろうか?」???「……はい…。」 女性は怪我をしていないようでホッとした。彼女は白い髪のショートヘアで赤目の女の子のようだ。服は少し古びてはいるがかなり上等なモノに見えるので裕福そうな家に住んでいるのだろうかと思ったのだが…。アルマ「…もしかして君は家に帰りたいのか…?」???「そうよ!でも帰れないの…!」 どうやら彼女の家は貧乏であるようだが帰ることができない理由はわからなかった。だが帰りたくない理由がわかるかもしれないと思い聞いてみることにしよう。 ̈しかし聞いてみてわかったのだが、家に帰るにはこの街から出なければならないようだ。それも2人きりではなく大勢の人間が大勢いてようやく脱出可能な程だということがわかった。 ̈つまり彼女には今ここで暮らす以外の選択肢はないということだ。彼女を見捨てるという選択は私には無いし彼女を放っておくこともできない…。 ̈ならば私もここで暮らさせてもらおうか。 ̈それがいい。 ̈このままここに住まわせてくれ。 ̈それが最善だと感じたからだ。アルマ「ならここに住むといい。幸いここには部屋が多いし生活できる環境もある。それに今は1人でも多くの仲間が必要なんだ…。君さえよければ一緒に来ないかい?」???「いいの!?ありがとう!」 ̈それからしばらく経った後のことだった… ̈私はあることに気付く。 ̈この場所にいるのは私と彼女だけではないということ ̈もう既に誰かが住んでいた形跡があるのだ…。 ̈つまりここを出て行った者がいる可能性が高いのだ…。 ̈何故気付かなかったのだろう。 ̈この場所は私にとって重要な場所だったのに…。 ̈とにかく外に出てみよう…。 この謎を解くためにも外へ出よう。 ̈外に出た。 ̈外にも街があるようだった。 この町に何人の人がいるかはわからないが、 ̈この町では何かが起きているのは確かだ