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kaede🍁
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みら

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#AI
みら

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第11話、読み終わったよ!あべちゃんが自分の口で「もう逃げない」って約束して、覚悟を身体で示したシーンはすごく胸に響いた…。でもその後の「お仕置き継続中」のオチで思わず笑っちゃった(笑)。めめの「歩行禁止」の即答、完全にこっちの想定通りじゃないかっていう感じで好きだわ。あべちゃんの「失敗した…」って落ち込み方も可愛くて、でもまだ甘やかして終わらない緊張感が続くの、いい塩梅だと思う。次が気になる!
最後の段ボールを車から降ろし終えると、岩本は大きく伸びをした。
「これで全部だな。」
佐久間も玄関を見渡して笑う。
「思ったより早く終わった。」
康二は汗を拭きながら頷いた。
「後輩たちもいっぱい来てくれたしな。」
阿部は三人の前へ歩こうとして――
「……。」
目黒と目が合う。
歩行禁止。
そう言われる前に、目黒がそっと抱き上げた。
「めめ……。」
少し照れながらも、阿部は三人へ頭を下げる。
「照。」
「佐久間。」
「康二。」
「今日は本当にありがとう。」
「荷物まで全部運んでもらって……。」
「助かりました。」
岩本は照れくさそうに笑う。
「気にすんな。」
「俺たちは家族みたいなもんだろ。」
佐久間も大きく頷く。
「また何かあったら呼んで。」
「何でも手伝うから。」
康二は笑顔で親指を立てた。
「今度はもっと楽しいことで呼んでな。」
その言葉に四人とも笑う。
岩本は最後に目黒を見る。
「めめ。」
「阿部を頼んだぞ。」
目黒は真っ直ぐ頷いた。
「はい。」
「今度こそ、一人にしません。」
三人は安心したように微笑み、
「じゃあまた。」
そう言って帰っていった。
玄関のドアが静かに閉まる。
家の中には、目黒と阿部、二人だけになった。
静かな空気が流れる。
目黒は積み上げられた段ボールへ目を向けた。
「片付けちゃおうか。」
そう言って手を伸ばしかけた時だった。
「……めめ。」
阿部が小さく呼び止める。
目黒は振り返る。
「どうしたの?」
阿部は少し緊張した表情で立っていた。
ゆっくりと息を吸う。
そして一枚ずつ、服を脱ぎ捨てていく。
上着。
ブラウス。
スカート。
靴下。
下着を脱ごうとすると目黒が止めるように抱きしめる。
阿部は少しずつ口を開いた。
「俺……。」
「今回、本当にひどいことした。」
「一人で決めて。」
「嘘をついて。」
「逃げようとして。」
「ごめん。」
目黒は黙ってその言葉を受け止める。
阿部は真っ直ぐ目黒を見つめた。
「もう勝手に家出しない。」
「もう一人で何も決めない。」
「怖いことも、不安なことも、ちゃんとめめに話す。」
少し震える声だった。
それでも、一言ずつ確かめるように続ける。
「心も。」
「身体も。」
少しだけ照れたように笑う。
「俺自身も。」
「これから先は全部、めめと一緒に生きたい。」
目黒の表情がゆっくりとほどけていく。
「……あべちゃん。」
目黒は抱きしめる力を強める。
「それがお詫び?」
阿部は静かに頷く。
「うん。」
「もう逃げない。」
「それだけは約束する。」
目黒は嬉しそうに笑った。
「ありがとう。」
そう言って阿部を優しく抱き上げる。
「えっ、めめ?」
「片付けは後回し。」
「今日はもう我慢できない。」
阿部は目黒の肩へそっと額を預ける。
「うん。」
二人は寄り添いながら寝室へ向かった。
閉まる扉の向こうでは、失われかけた時間を取り戻すように、静かに愛を伝え合うのだった。
___________
翌朝。
「いただきます。」
二人並んで食卓を囲む。
焼き鮭に味噌汁、卵焼き。
目黒が作った温かい朝ごはんだった。
「おいしい?」
「うん。」
阿部は笑顔で頷く。
その笑顔とは裏腹に、身体にはまだ鈍い痛みと気怠さが残っていた。
椅子へ座るのも、立ち上がるのも少し時間がかかる。
「無理しないで。」
目黒は自然と味噌汁のお椀を阿部の近くへ寄せた。
「ありがとう。」
阿部は小さく笑う。
(昨日……。)
ちゃんと謝った。
逃げた理由も。
一人で決めたことも。
もう二度と同じことはしないと約束もした。
自分なりに、精一杯の覚悟も伝えた。
それなのに。
「はい。」
食べ終わった皿を持とうとした瞬間、
「俺がやる。」
目黒が先に受け取る。
「……。」
立ち上がろうとすると、
「歩行禁止。」
「やっぱり?」
「やっぱり。」
目黒は即答だった。
阿部はがっくり肩を落とす。
(終わってない……。)
お仕置きは、まだ継続中だった。
(俺的には……。)
(かなり大胆なサプライズだったんだけどな。)
昨日のことを思い出し、耳まで赤くなる。
自分から覚悟を伝えた。
逃げないと約束した。
今までで一番勇気を出した。
(失敗した……。)
目黒は喜んではくれた。
でも、お仕置きは終わらなかった。
(正直、すごく悔しい。)
何が足りなかったんだろう。
どうしたら目黒は本当に安心してくれるんだろう。
そんなことばかり考えてしまう。
今日は新曲宣伝の生配信。
メンバー全員で出演する大切な仕事だ。
「着替えようか。」
「うん。」
目黒はクローゼットから衣装に合わせやすい服を選び、阿部へ手渡す。
「腕通して。」
「はい。」
阿部が袖を通すのを手伝い、襟元を整える。
「髪も直そう。」
ドライヤーで軽く整え、前髪をセットする。
「首、痛くない?」
昨日齧った首筋の歯形を見ながら目黒が聞く。
「少しだけ。」
「でも大丈夫。」
「歯型は隠さない約束だから。」
目黒は満足そうに微笑んだ。
(まだ終わってない。)
(めめが心から安心して、『もうお仕置きは終わり』って言ってくれるまで。)