あれから一体何時間経った…?わかんない…空間が別々ってなると…せめて憂太さんが領域展開をしてくれたら空間に亀裂が入ると思うんだけど……憂太さん…無事で居て…
憂太サイド)
ッ…いくら逃げてもまるで見えてるように追いかけてくる…
巻けない…どうするか…それでもとりあえず霖さんがいる場所を何とか見つけないと…それに、地面に引き摺り込まれたってことは…多分1階降ったってことだ…階段をみつけて上がったらもしかしたらいるかも…頑張って上がらないと…
霖サイド)
はぁ…はぁ…ダメだ…歩き回りすぎて疲れた…
ここで暴走して空間を壊すのは違うもんな…せめて…何かヒントがあれば……いや、あるわけないか…こんなコンクリートだらけの場所…とりあえず頑張らなきゃ…
……空間を…壊す?壊す……壊す…分かった!
霖)弥紅!空間を1部だけ切り抜いて!
弥紅)!!かしこまりました!
霖)壊すとくり抜きは違うもんねっ!
弥紅が綺麗に私が入れるサイズの空間を開けてくれた
霖)うわぁ…まんま見た目一緒…
霖)憂太ー!ゆうたー!
空間から叫ぶと
??)りーんさーん!
と、一際大きな声が聞こえた
夜兎)憂太さんが近くに居ます!
霖)よし来た!ゆうたー!!!!こっち!ゆーたー!!
何回か叫ぶと真正面から憂太さんが走っているのが見えた
霖)居た!憂太さん!こっち!
憂太)!!霖さん!
手招きをすると憂太さんが空間に飛び込んできた
憂太)はぁ……はぁ……つ、疲れた…
霖)お疲れ様です!
憂太)でもどうしよう……祓うのが目的なのに…
霖)いいですよ、あとは私が片付けます、逃げてたって事は本能が呪霊に対して拒否反応を出したのです
憂太)そういう事か…だから怖かったんだ
霖)さ、私はこの空間を壊すのが最終目的なので
憂太)え?空間?
霖)えぇ、そこは後ほど説明しますが今は夜兎と一緒に出て下さい、巻き込んでしまいます
そう言うと憂太さんは「危ないよ!逃げるなら霖さんも一緒じゃなきゃ!」と、言ったが私が無理やり憂太さんを連れていくよう夜兎に伝え離れさせた
霖)さて…弥紅、ここにいる呪霊を全員食べな
弥紅)やったー!豪華なご飯だ〜!(この子呪霊がご飯だからね、喜んぶすよ)
弥紅は喜びながら空間の中にいる呪霊を片っ端から食べ始めた
霖)さて、今回はまさか離れ離れにさせられるとは思わなかったなぁ…新しく探知系の札でも作るかぁ…
私は今回のことを少し反省して探知の札を作ることを決意しながら建物から出てくる
憂太)!!霖さん!
建物から出ると既に外にいた憂太さんがいきなり抱き着いてきた
霖)うわぁ!?
憂太)怪我したんだよ!どこも痛くない?大丈夫?心配したんだよ?
憂太ママから色々心配されてる……あはは……でも、良かった…怪我してなさそう
霖)大丈夫です!それよりも憂太さんの方が心配ですよ…あそこの呪霊特級なんて単語で表せないほど強い呪霊でしたから
霖)あれは流石の憂太さんでも死んでいた可能性があります、自分の危機管理能力を誇って下さい
憂太)え……
霖)ほんと…あなたが生きていて私は嬉しいです笑これからは自分の身を一番に考えて下さい
憂太サイド)
な、なんで…こんなにもドキドキするんだよ…僕には里香って大切な子がいるのに…里香を裏切るようなことは出来ない……それでも、何故かこの子は里香よりも輝いて見える…綺麗に見える
僕しっかりするんだ!仕事で好きな人を作るなんてそんなこと…
霖サイド)
突然黙りこくった憂太さん……なんかすごい真剣…
霖)あ、あの〜?
声を掛けると
憂太)べ、別に好きになってませんよ!?
霖)??
なんてちょっと変わった事言ってる
霖)あのぉ〜?
憂太)あ、えと……ち、違うからね!好きだけど好きじゃないよ!
霖)??(あらァ…混乱起こして変なこと言ってる)
私は「憂太さん、落ち着いて」と言うと「わ、分かりました」といった
霖)よし!憂太さんは軽くパニック起こすと変な事言う癖がありますね…ちゃんと気を持って下さい!
憂太)ご、ごめんなさい…
霖)さて、もうかe_??)りーんー!
!?
霖)さ、悟さん!?って、みんな居る!?
悟)霖!もう5日間位帰ってきてなかったよ!?
傑)本当だよ!心配したんだよ!?
やっぱり…軽く時間操作はあったか…って、それよりも…顔が……顔が崩壊してる……
霖)ちょ、待って!苦しい!離して!離して!
結果…… 30分ぐらいで落ち着かせられた
霖)んもぅ!ちゃんとゴメンなさい言って!
4人)ごめんなさい……
霖)よし、ごめんなさいです憂太さん
憂太)あ、い、いえいえ…(恋人……4人……?)
霖)まさか5日も会わないだけでこんなにも酷いなんて…あなた達はどれだけ甘えたがりなんですか!
4人)すみません…
憂太)あ、あはは…笑
霖)( ⸝⸝>⤚<)プンプン
4人)可愛い……
霖)今日はもう疲れたので早く寝ますね…
4人)え〜!
霖)じゃあ運んでくれます…?
悟)!!運ぶ!
憂太)えぇ!?
悟)なんだよ〜憂太~
憂太)あ、えと…運びます…よ?
悟、棘)ほぉ〜?(・∀・)ニヤニヤ
霖)んぅ…抱っこ……
恵)え?あ、はい!
恵くんが私の体をお姫様抱っこする
恵)おやすみなさいです、霖さん
霖)ん…おやしゅみぃ……
朝
霖)ん…o。.( ´O`)〜〜
朝、体を起こすとどこからとも無く棘くんがすっ飛んできた
棘)おはよ!霖!
霖)んぅ…おはよぉ……
優しく頭を撫でる
棘)ずっと寝てたね、変に起こすといけないから俺達は別の部屋で寝てたんだ
霖)朝…6時?
棘)ううん10時だよ?
霖)えぇ!?嘘!
急いで体を動かそうとしたら「霖、変に体動かすと隣が起きるよ」
と、言われた
霖)隣……?
隣を見るとそこには憂太さんが居た
霖)…(なんで隣で憂太さんが寝てるんだ?)
霖)…隈がひどい…ゆっくり寝れてなかったんだ……
棘)霖、霖、嬉しいお話…だと思うけど聞く?
霖)んぅ?
棘くんがベットの縁に座った
棘)こう言うのはあんまり他の口から言うのはあんまりよくないと思うけどすっかり疲れてて言えないと思って…
霖)??
棘)あのね、霖に死ぬかもしれないって時に助けられて嬉しいって言ってね、後はね好きになったって言ってたんだ
霖)……!?
そっか…でも、好きになってくれるなら嬉しいな
霖)そっか、棘くんありがとう
棘)…霖……大変じゃないの?
霖)え?
棘くんは「だって、彼氏……その、多くてそれによく甘えちゃうから忙しくないのかなって」と、言われて私は「愛されている、と思ったら愛してくれる人を愛するだけです」と、笑顔で答えた
棘)霖は愛されるのが好きなんだね
と、抱き着きながら言った
霖)フフッごめんね?もしかしてちょっと寂しい思いしちゃった?
頭を撫でながら言うと棘くんは「ううん!霖が愛してくれるから好き!」と笑顔を向けてくれた
そんなふうにイチャイチャしていたら憂太さんが起きた
憂太)んぅ…あれ、2人とも居たの……?
霖)あ、おはようございます!
憂太)…その、霖さん……
憂太さんが眠気まなこで後ろから私を抱き締めた
霖)ふぇ?
憂太)…好きです
霖)……
憂太さん大丈夫かな…棘くんにからかわれないといいけど…
憂太)返事……ください…俺、本気なんです…好きなの……本当なんです
抱き締める力を少し強くして私を離さないと強く分かる
霖)憂太さん、安心して下さい私はあなたのそばに居ます
憂太)え?
霖)ずっとそばに居ますあなたが苦しい思いをしているとき、私はあなたのそばであなたを支える事を誓います
憂太くんの頬に手を当てて軽く頬をすりつかせる
憂太)!!
霖)棘くん、お付き合い報告頼んでいい?
棘)うん!
棘くんはパタパタと急いで部屋から出て行った
霖)…憂太くん、まだ眠たい?一緒に寝る?
憂太)うん……まだちょっと眠たい
霖)やっぱり、声が眠そうだよこのまま寝たら体痛いよ?ちゃんと横になろ?
横になろうと促すとすごい眠そうな声で返事をして憂太さんが横になると自分の右腕を出して「腕枕、一緒に寝よ?」と、言ってきたから、憂太くんの腕に頭を乗せて憂太くんの胸の中で寝た
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