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とある城の中では楽しそうな声が聞こえてくる
「父上、母上!」
大きな声で手を振りながら城の中を走るのはエリオット・ロースト・トゥルール
この城に住んでいて城主の息子
「ん?エリオット、走ると危ないぞ」
そう優しい声と笑顔で声をかけるのはアウギュステ・ロースト・トゥルール
この城の主でありエリオットの父親
「うふふ、エリオットたら私たちのことが大好きですね」
アウギュステの隣にいて笑顔を絶やさず優しい声で話すのはカレン・ロースト・トゥルール
エリオットの母親でありアウギュステの妻
そんな二人の側により笑顔で話しかけるエリオット
「もちろんです!」
「父上、母上それにリリーのことが大好きです!」
そして、カレンの隣いる女の子も話し始める
「私も!」
「お父様とお母様とお兄様のこと大好き!」
そういいエリオットに抱きつくのはリリー・ロースト・トゥルール
アウギュステとカレンの娘でありエリオットの妹である
「うふふ、私たちも大好きよエリオット、リリー」
「嗚呼、大好きだ」
そんな幸せな家族はこの日も何気ない日常を過ごしていた
だが、そんな幸せ家族はこの時には知らなかった幸せな日常が崩壊することに
その日の夜
エリオットはアウギュステとカレンに声をかけられる
「エリオットお願いしたいことがあるの」
「どうしたのですか?母上」
「今日の夜なのだが、私たちは仕事があってな」
「リリーと一緒に寝ることが出来ないのだ」
「だから、申し訳ないのだけれど今夜、リリーと一緒に寝てもらえないかしら?」
アウギュステとカレンの申し出にエリオットは笑顔で答える
「わかりました!」
「リリーと一緒に寝ますね!」
「父上と母上はあまり無理しないようにしてください」
エリオットの言葉に二人は笑顔を向ける
ただ、その笑顔はどこか悲しみを感じた
だが、エリオットは踏み込んではいけないような気がして聞かなかった
「では、おやすみなさい父上、母上」
「嗚呼、おやすみエリオット」
アウギュステは優しい微笑みを浮かべながら返事をする
「おやすみなさい愛しいエリオット」
カレンはエリオットを優しく抱きしめてながら返事をする
カレンに抱きしめられたエリオットは胸の中で小さい声で「はい」と返事をすると離れる
そして、カレンの隣にいたリリーに声をかける
「リリー、今日はお兄様と一緒に寝ようか」
「うん…おにいさまと、寝る…」
眠たそうに目を擦りながら答えるリリーの手を取ってエリオットは自身の部屋へと向かう
部屋に着くとエリオットはリリーをベットに寝かせると自身もリリーの隣に行き横になる
そして、リリーの頭を優しく撫でながら先ほどの両親の表情について考える
だが、考えても何も答えがでず結局睡魔に勝てず寝てしまう
その時、ふとやな予感が頭を横切ったが気にせずに寝てしまうのだった
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奏多