ur「失礼します、先生っ用件ってなんですか?」
先「あと、もうひとり来たらね。」
俺だけじゃないのか、なんて呑気なことを考えていた。怒られる雰囲気ではないし、作品を持ち帰って欲しいのであれば今いえばいい話だ。ほんと、なんの話だろう。
ガチャ、という音と共にドアが横に開かれた。俺はそのことよりもドアを開けた人物に驚かされた。というか絶望した。
ya「失礼します!」
ur「あ、、、先生??もしかして、、、」
俺を殺そうとしてますか?と言おうとしたけど、本人の前でそれを言ったら拒否しているみたいで感じ悪い気がしたので紡ぐのをとめた。
先「ああ、色々あってさ、」
「yaくんがurくんの描いた絵が綺麗って言ってたから。」
「本人に伝えとこうかなって。」
ya「本当に、温かさに包まれたような気持ち!お前こんなに素敵な絵がかけるなんて、すごいな〜!!」
「俺をモデルにしたのもセンスを感じる笑」
ur「ありがとうございます、」
そこまで悪いように思っているわけではないみたいでよかった。
ya「今度はさ、俺がオフの時にここに来るから、座ってる俺描いてよ〜!!」
ur「は?え??」
先「そうそう、yaくんがこう言って聞かないんだよ。」
ur「えっと、俺はいいんですけど、いいんですか?」
ya「うん。いいよてか、ありがとう。描いてるところ見れるの嬉しい!」
本物が半径1メートル以内にいるという状態で俺は精神を保てるだろうか?
絵を描いてる間無心になれば大丈夫だろうか?
というか、なんでそんなに緊張しているんだよ。憧れというのはあるけど、いつもモデルにしてるから、いつも見てる人だから。
描きやすくなった、だけのはず。
── na『僕はお花が好きだから描いてるんですよ。うりりんはその人好きなんですか?』
ふと、なおきりさんの言葉を思い出す。
── no『好きなものを描いている人は、とっても楽しそうですもんね。』
そして、のあさんの言葉も思い出す。
あぁ、わっかんねえよ。
この好きってのは、「憧れ」だよな?
この好きってのは、「恋」では無いよな?
前者であって欲しいと願ってる時点で俺の思いはきっと後者だ。
あぁ、自覚するって何よりびっくりするし、そして辛い。絶対に結ばれない。
でも目で追ってしまうんだろうな。俺は。
.
コメント
6件
語彙力ありすぎて泣けちゃうう😿😿 自覚の仕方も書いてる間精神保つために無心になろうとしてるのも全部かわいい😩 続きたのしみー!!
まって自覚の仕方が綺麗すぎませんか.....、?「"憧れ"であってほしい」って思うから、"恋"なんだな、って思えるurさんが好き😭 ようやくyaくんとurさんご対面に感動でございます👏🏻👏🏻👏🏻 続き楽しみにしてるね♩🎀