天馬咲希体調不良
遅くなり本当に申し訳ない
地雷さんさよなら
いいかたはGo
咲希視点
咲希「はぁッ..はぁッ..ッ..はぁッ..」
走った疲れと頭痛に息切れしながら学校の一部壁に寄りかかる。
無事学校につくことはできたものの頭痛が悪化した。
雨の中を走ったので当然だけど、元々頭痛がひどかったのでさっき痛いじゃなくて割れそうな頭痛の酷さだ。
早く座りたい。目の前がよく見えない。
早くきてよかった。こんなのいっちゃんたちに見られたら心配されちゃう。
咲希「早くなか入ろう…」
呟きながら壁に手を付き下駄箱へ歩き始めた。
教室に着きました。
咲希「はぁッ..やっとついた..ッ」
教室の扉にしがみつきながら誰もいない教室を見回す。
咲希「よっとッ..」
自分の机に荷物を置き教室から出る。
教室にいたら、いっちゃん達がきて絶対バレるだろう。
あれ?咲希顔色悪いよ?
ホントだね。熱あるかもよ?
保健室行くよ。
とか言って絶対連れて行かれる。絶対。絶対!
だから少し良くなって余裕がでてくるまで誰にも見つからないところでまとうと思っている。
雨だから屋上も無理だし..中庭も無理だし..って考えてるといい場所を思いついた。
校舎裏。まず見つからないだろうし、屋根もある。
これぞ完壁!よく思いついた!
ていう感じで今校舎裏に向かってる。
咲希「..ッっと..ここか..」
校舎裏に入れる場所から除くように見る。
やっぱり完璧な場所だ。
転ばないようにあるきながら少し奥の方に進む。
ここで少し良くなるまで待とう。
10分後..
頭痛..ひどくなっている気がする。
もうみんなきてる時間だ。
バレるのも時間の問題かもしれない。
~~とこの辺だよね
~希〜
~~こだろう
雨に邪魔されてよく聞こえないが誰かなんてすぐ分かる。
いっちゃんたちだ。どうしよう。
ここにいたらすぐなにかわかっちゃう。
場所移動しないと。
勢いよく立ち上がった。
同時に酷い目眩と頭痛が襲う。
移動しなきゃなのに、それが邪魔で上手く歩けない。
段々と意識が薄れていく。
あ、これ少しヤバい。
そう思ったときには地面は目の前にあり、意識は消える。
一つのメール音とともに。
『ティ口ン』
一歌視点
ガタンッ
突如大きな音がする。
穂波「なんだろう今の音..?」
穂波が一つ呟く。
志歩「いってみようか」
一歌「うん」
音のした方へ歩みを進める。
確かこの辺だったはず..
志歩「..!?..えっ!?」
一番前にいた志歩がいきなり声を上げる。
穂波「志歩ちゃん..?..ぇ!?」
穂波も声を上げる。
何があったんだろうか。
私も二人が見ていた方に視線を向ける。
一歌「..ぇ!?」
二人と同じ反応を私もしてしまう。
目の前には咲希が倒れていた。
志歩「咲希!」
穂波「咲希ちゃん..!」
一歌「咲希..!」
3人一斉に声を上げる。
そしてすぐ咲希に近づく。
穂波「さ、咲希ちゃん!」
穂波が咲希を軽く揺さぶる。
志歩「熱..」
志歩の反応から言ってまた無理をしたのだろう。
穂波が揺さぶっても咲希は起きない。
というかなぜ咲希はここにいるのだろうか。
私達が運良くここを探していたからよかったけど、誰も来なかったら..少なくとも熱は瀑上がりするだろう。
一歌「と、とりあえず保健室連れて行く..?」
二人の様子を見ながら少し沈黙を抜け出す。
志歩「うん..そうだね..」
穂波「私、咲希ちゃん運ぶね」
一歌「ありがと、穂波」
穂波に御礼を言いながら私達は保健室へ向かった。
穂波視点
ガラガラガラガラ〜
一歌「失礼します」
保健室に入り一歌ちゃんが挨拶をする。
一歌「あれ、先生いないね」
志歩「うん、勝手に使っていいかな」
穂波「わかんないけどいいんじゃない?話せばわかってくれると思うし」
志歩「そうだよね、ひとまず咲希を優先しないと」
一歌「体温計の場所知ってるよ。用意しとく」
志歩「ん、」
私は言葉をかわしながらベットに咲希ちゃんを寝かせる。
さっき校舎裏で二人共落ち着いてるような顔してたけど、私は多分緊張してる。
あんまり焦ってないのは一度同じことがあったからかもしれない。
私は..全然緊張してるし焦ってるけど..
一歌「穂波!咲希の体温測ってもらってもいい?」
穂波「う、うん、わかった」
志歩「風邪薬見つけたよ」
一歌「あ、じゃあベットの近くにおいといて」
志歩「わかった」
一歌ちゃんから体温計をもらい咲希ちゃんの体温を測る。
少しして、ピピピッピピピッと音がなる。
結構体温高そうだけど、大丈夫かな..?
と思いつつ体温計を見る。
穂波「..!?」
一歌「穂波!何度だった?」
一歌ちゃんが心配そうにこちらを見る。
穂波「えっと、39,6..」
一歌「!?」
志歩「高..」
驚きながら咲希の顔を見る。
一歌「冷えピタ..貼っといたほういいかな..?」
穂波「そうだね..」
志歩「冷えピタ..」
志歩ちゃんが棚などを探しはじめる。
『ティロン』
誰かのメール音が保健室に響く。
今の音は咲希ちゃんのメール音だった気がする。
『ティロン』
続けてメール音がなる。
一歌「..今のって咲希のだよね?」
穂波「うん..私のではないし..」
志歩「私も違う」
一歌「私も違うし..やっぱり咲希だね」
ガラガラガラガラ〜
保健先生「あら、どうしたの?」
穂波「先生!あ、あの..」
保健先生「ああ、道具の問題とかは全然大丈夫だからね」
穂波「あ、ありがとうございます」
保健先生「いいのよ全然」
保健先生「あと、咲希さんよね..?その子」
ベットの方に視線を向けながら問いかける。
一歌「は、はい!体調崩してるみたいで..」
保健先生「そうなのね、念の為連絡するからここで様子見ておいてほしいんだけど..」
穂波「は、はい!わかりました!」
保健先生「ありがとう!じゃあよろしくね」
穂波「はい!」
ガラララララ〜
咲希ちゃんの方を見るとすでに志歩ちゃんが冷えピタを貼ってくれていた。
志歩「大体のことは終わったけど、なんかすることある?」
一歌「..特に無いかな?大体終わってるし。」
穂波「そうだね..」
一歌「とりあえず、様子見ておいて待ってよっか。」
穂波「うん、」
志歩「わかった、」
咲希ちゃんが心配..みたいな顔を全員でしながら先生が来るまで私達は待ち続けた。
志歩視点
咲希「ぅ..」
一歌「咲希!」
穂波「咲希ちゃん!」
志歩「咲希..!」
咲希が起きた。全然起きないからすごく心配していた。
咲希「わ、みんな..」
一歌「咲希..!よかった..」
咲希「えっと、..ぁ..ごめんみんな..」
志歩「私は大丈夫だけど、ちゃんとすぐ言ってよ」
穂波「良かったぁ..」
一歌「ホントだよ。咲希が無事でよかった。」
咲希「ほんとにごめん…」
しっかりと反省してるみたいだしここは許してあげよう。
だけど本当に起きてよかった。
みんなの前では言わないけど、すごく心配だった。
本当に、良かった。
一歌「志歩..」
穂波「ふふっ、志歩ちゃんも安心してるみたいだね。」
咲希「ほんとだ!志歩ちゃんのツンデレ〜」
志歩「えっ..何急に..」
みんなが私の顔をじーっと見てくる。
なにこれ..一体何があったの..
一歌、咲希、穂波(志歩{ちゃん}すごい良かったって顔してたな..)
志歩「だっ、だからなんなの..?」
数分後..
ダダダダダダッ
先生が帰ってくるまで待ってると廊下からものすごいダッシュ音が聞こえてきた。
ガラララッ
司「咲希っ!!大丈夫か!」
志歩「げっ」
穂波「し、志歩ちゃん!だめだよ..」
穂波が焦ったように私を止めに入る
思ったこと言っただけだしべつによくない?
って思ったけど言うのはやめとこう。
絡まれてめんどくさいことになるに違いない。
司「咲希ッ〜!‼無事で良かったッ‼‼」
うるさ..
咲希「お兄ちゃん..心配かけてごめんね..」
司「メールしたのに全く帰ってこなかったし、咲希の学校かられんらくきて、すごく心配だったんだからな!」
どんだけ心配性なんだこの人..
まあ私のそれぐらい心配だったし、同じ..なのかな
よくわからないけど、とりあえず咲希が助かってよかった。
..今度からはちゃんと言うように説教しなきゃ..かな?
完
ほんっとに遅れてすいません。
重要な話あるんで今日中にお知らせ上げます。
♡たくさんありがとうございます。
ではまたお会いしよう!
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