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【アラスターside】
影の力を使って攻撃を仕掛けるが、余程戦い慣れているのかギリギリで躱される。
アラスター「なるほど、ただのチンピラレベルではない・・・どこかの刺客といったところか」
アラスター「よろしい、歯ごたえのあるエサは好きですよ・・・!」
アラスター「〇〇、貴女は―――」
“黙って見ていなさい”
そう続けようとしたが、その姿が見えない。
視線を後方へ走らせると、彼女は未だに地面に伏せったままだ。
しかしその息は荒く、虚ろな視線は明らかに焦点が定まっていない。
アラスター(何をしている・・・!)
無防備なままのその背を、奴らの銃口が捉えている。
アラスター「Hmm・・・世話の焼ける人だ」
攻撃を捌きながら、彼女の周りを影で覆う。
この程度の敵の攻撃なら、この坊壁一枚で十分に事足りるだろう。
アラスター「さて・・・少し、本気を出しましょうかねぇ」
追い詰められたような、鬼気迫る〇〇の表情が脳裏に蘇る。
私が思い描いたのは、そんな顔をする貴女ではない。
アラスター「精々、多少なりとも耳心地のいい悲鳴でも響かせるがいい・・・!」
腹の中を埋め尽くす不快感が、張り付いた笑みをよりいっそう深くさせる。
耳障りな断末魔が街に轟いたのは、その僅か数秒後のことだった。