テラーノベル
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【アラスターside】
シンと静まりかえる街中に、カツ、カツ、とひとつの足音だけが響く。
アラスター「いつまでそうしているのですか?」
アラスター「まったく・・・戦闘において足手まといを連れてきたつもりはないのですが?」
影の防壁を解き、少し混乱の収まった様子の〇〇に声を掛ける。
だが彼女は反応もなく、その肩を震わせて力なく地面に座り込んだままだ。
アラスター「やれやれ・・・せっかくのひとときがこれでは台無しですね」
アラスター「〇〇、触れますよ」
応答がないのを了承と捉え、その身体を抱き上げる。
額に冷や汗を滲ませるその様子は、普段見てきたどの彼女とも違っていた。
ひとまず、部屋で落ち着かせる他ないだろう。
アラスター「返りましょう。もうここにいる理由もありません」
2人で影の中へ沈みながら、聞いているかも分からない彼女に小さく語りかける。
やがて街中は、戦闘後の惨状だけを残して完全に静まりかえった。
【No side】
??「やっと・・・・・・やっとだ・・・!」
??「待っていたぞ・・・お前が落ちてくるのを・・・・・・」
??「なぁ!?〇〇・・・・・・ハハハハハ!!」
2人が消えた後の街を眺めながらそう高笑いする声は、誰の耳にも届いていなかった。
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