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ネコの退屈
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⚠️山崎さんの口調が変かもしれません。
申し訳ございません。
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私は山崎さんの手を無理に掴んで、その場を走り出した。カラン、と音がした。椿のサングラスを落とした音だった。足がもたついてて倒れそうな山崎さんを何とか支えながら、走った。
どれくらい、走ったのかな。
走る度に、彼から血が流れる。
頬が熱い、目が熱い。
涙だった。悲しくて、分からなくて、どうして、
「どうして、きたの?」
私がそう支えてる山崎さんにそう聞く。
「私、寂しくなんか、なかっ、た」
みんな、死んじゃうかもしれないのに。
「私、怖く、なんて、なかったよ。」
みんな、いなくなっちゃうのが嫌なのに。
「私、助けてって、言ってないよ、」
どうして、来たの?
「好きな、女の子、守りたいって思うのは当たり前だろ。」
歩いていた足が止まった。
彼は、なんて言ったの?
私が、好きと、言った?
「君は、優しいから、我慢したんだろ。」
「俺は、弱いよ。」
「局長みたいなカリスマ性もなければ、副長みたいな統制性もなければ、沖田隊長みたいな刀の扱いがうまい訳でもない。」
「でもね、真夜ちゃん。観察だけはできるんだよ。」
「君が好きだと言ってくれた、監察はできるんだ。」
私は、彼の、真選組の何を見ていたんだろう。
ただ、怖くて線を引いていただけなのかな。
「俺たちは真選組だ。」