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僕には警察学校に居た頃、よくつるんでた4人の同期が居た。
警察という職業は他の業種より命を失いやすい。そんなことは分かっていた、、覚悟も持っていた、はずだった。
ある日突然に一人の同期がこの世からいなくなった。それを皮切りにまた一人また一人また一人、、と次々と後を追って逝ってしまった。
しかし感傷に浸る暇など公安には存在しない。最近は毎日 「安室透 」と 「バーボン 」を往き来して「降谷零」としていられる時間はないに等しい。ある組織を潰すため長期に渡り潜入しているからだ。
公安の優秀な部下達も僕の無茶振りに答えてくれている。それなのに僕が弱気になってしまえば今までの努力が水の泡だ。だからこの「思い」は心の奥の底の底に押し込んだ。いつかこの「重い」が消えてくれるのを願って。
(消えない言えない「想い」を抱えて)