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あれから数週間が過ぎ
持っていても意外とバレないと思った俺は
貰った鱗を常に持ち歩いていた
だってあの時以来
仕事が忙しくてソルに会いに行けてないんだし
思い出すともっとソルに会いたくなった
今は楽屋で俺以外、誰も居ない
大丈夫だと思った俺は携帯のフォルダを開き
数週間前に撮った2人の写真を眺めていた
楽屋なんだから誰がいつ来てもおかしくないのに
目黒「ソルーッ!」
久し振りに仕事が早く終わった俺は
走って海へ向った
「……おかえり、めぐろ」
「久し振り」
いつもと同じ場所に居た彼女は
少し振り向き言った
その光景にたまらなくなり
ソル目掛けて海に飛び込んだ
久し振りでもしっかりと受け止めてくれた
嬉しくて嬉しくて
潰れるんじゃないかってくらい
ぎゅうぎゅうに抱き締めて
頭を押し付けた
「…人魚をね信用しちゃ駄目だよ」
「人を誘惑して喰い殺すんだから」
いきなりそんな事を言い出した
ソルが俺を喰い殺す?
いやないないないない
ソル俺のこと大好きじゃん
「……見られてないよね?鱗と写真」
目黒「もちろん」
ソルは一瞬、ホッとした様な表情を見せた
目黒「ねぇソル 」
目黒「明日、俺休みなんだよね」
目黒「朝から来て良い?」
「朝からは駄目。夜だけね」
メンバーにも自慢したいけど
それを伝えたらソルの顔が
とんでもなく恐ろしい顔になったので
諦めた