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バナナ王国。かつてリンゴ帝国のリン・ゴメスによって滅ぼされたが、バナナ王国の生き残りの王によって、リンゴ帝国に勝利した。 現在は、バナナ王国とリンゴ帝国の国民は穏やかに暮らしていた。
それは、リンゴ帝国のリンゴメスに幽閉されていたリンゴ姫と、そのリンゴ姫を助けたバナナ王によって、この国は穏やかで豊かな国となった。
✵✵✵✵✵
ふと、金髪の髪を1つ結びにし、1部だけ赤、瞳はアロニアベリーの赤い蜂蜜のようなとろりとした赤色の少年・トキは廊下を歩いていた。すると、後ろからひょいっと抱えられた。
「よ、トキ」
と、真っ赤な髪を1つ結びにし、ニヤッと笑う青年がトキをおんぶしていた。後ろには真っ青な髪を短く切り、丸い青い瞳の青年がニコニコ立っていた。トキは驚きもせず、ぽやんと答えた。
「お久しぶりです、ブルーさん、レッドさん」
「お前・・・驚かねぇのかよ・・・誘拐されてもぽやんってしてそうだな・・・」
「兄貴、不吉なこというな」
「いで」
と、ブルーがレッドの頭をはたく。トキは首を傾げた。
「どうしておふたりがここに?」
「ん?近々お前の誕生日パーティーがあるだろ?しばらくこっちにいることになったから挨拶に〜って思ってな」
「なるほど」
と、トキが納得していると、
「来ていたのか、レッド。ブルー」
と、声が聞こえた。3人が振り向くと、そこには金髪を1つ結びにし、黄緑色の瞳の青年と、黒い長い髪に、1部だけ赤の混じった女性が立っていた。
「おう、久しぶり。バナナ王?」
「やめろ。お前らに王と呼ばれると違和感しかない。前みたいで」
「おっけー、バナナ」
と、レッドとブルーは話していた。
現在はレッドとブルーは“怪盗兄弟”として名を馳せていた。
「そうだ。お前の頼んでいた依頼の件なんだが・・・」
「・・・あぁ、リンゴ姫、トキを頼む」
「・・・ミスターバナナ?」
と、リンゴ王妃はニコッと笑う。バナナは口を抑え、答えた。
「すまない、昔のくせで・・・リンゴ王妃」
「全く!私が王妃ならあなたはバナナ王じゃない」
「悪かったって」
と、両親はそう昔のように話していた。
「相変わらず仲良いなぁ」
「だね」
「うんうん」
と、トキ達は返した。
「聞こえてるぞ、お前ら」
バナナは思わずツッコミを入れた。
✵✵✵✵✵
「調べたけど、リン・ゴメスの姿はねぇ。遠くに逃げたか、あるいは・・・」
「復讐の為にどっかに隠れているか、か」
と、レッドとブルーとバナナは話し合っていた。数日前、リン・ゴメスが姿を消した。一瞬、暗黒魔術師、ラマンダーのせいかと思ったが、その時はトキも一緒にいたというのを近衛兵に聞いた為、アリバイはある。
「・・・パーティーの際に乗り込んでくる可能性があるかもしれないな・・・」
と、バナナはため息をついた。
「その可能性は捨てきれねぇ、念の為、近衛兵は近くに設置しといたほうがいいぞ」
「あぁ、ありがとう」
そんな会話を、トキはこっそりと聞いていた。