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テラーノベル(Teller Novel)

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「ここまでのあらすじはry」

「どこに向かって話しているんだ寧々」

「あーるわい、ってなあに?」

「“以下略”のことを簡略化したネット用語だね。ちなみに今僕らがいる場所はry」

「おぉーっ! 説明してあげてるんだね! これでみんな分かったかなっ☆」

「だからお前達はどこに向かって話しているんだ」

「読者だよ」「豆腐さん!」「虚無」

「分からんわ!!! せめて回答を一致させてくれ!!」


🎮


「ゲーム、ゲーム♪わっくわっくゲーム!♪ えっへへー、楽しみだな〜っ♪」

「王道のRPGではあるが、細部まで作り込まれていて遊び心も多いらしいな。なによりストーリーについての好評が多いとのことだ! 勿論、ネタバレになる詳細は一切見ていないぞ!」

「物語の構成からキャラクターデザイン、細かな芸や演出と、ショーの参考になりそうだと前々から気になっていたからね。誘ってくれてありがとう、寧々」

「ん。子供から大人まで楽しめるミニゲームやリズムゲーム要素もあるって聞いてたし、わたしもずっとやってみたかったんだよね。……それに、やるならみんなと一緒の方が色々と盛り上がりそうだなって思って。…………よし、準備できた。始めるよ」


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


♪〜BGM〜♪

(ゲーム内ではルビ入でお送りしています)


ここは ヘイワールド ▿

差別も 争いもない とても平和な世界 ▿

人々は 愛を学び 食に感謝し 自然の力を借りながら 何不自由なく 暮らしていた ▿

────しかし ある日のこと ▿

オツキナ山 に住む 魔王の手下が 突如人々の前に 現れた ▿

魔王の手下は 木々をなぎ倒し 川を枯らし 食べ物を奪い 暴れまわった ▿

恐怖に飲まれた人々は 次第に 僅かな資源を求めて 争うようになってしまった ▿

そんな ヘイワールド を救うべく 4人の勇者が 立ち上がったのだった ▿

────いざ セカイを救う旅へ──! ▿



꧁ファンタジージャーニー꧂


▶はじめから

▷ーーーーー


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


「……ふむ。筋書きも王道のようだね」

「イラストも単調ゆえに、親子でも楽しめそうだな」

「ぽわぽわしゃらら〜んな曲がゴゴゴズドーン! ってなるところも、ぐわっ! だけどびゅーん! だったね!」

「嘘でしょまだプレイ人数選択してないんだけど」


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


*ヘイワールド へ ようこそ! 何名様の ご来店ですか?

▷ぼっち

▷ふたり

▷さんにん

▶よにん


*では 1P のあなたから 名前を教えてください!

▶____ ____ ____ ____


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


「わたし1Pになってるけど、このまま進めていい?」

「ああ、構わないよ」

「もちろん!」

「オレも異論はないぞ! ……そうだな。どうせならば、少々ひねった名前にしたいが……」

「へえ。てっきり普段通り『ペガサス』とか『スター』とかにするんだと思ってた」

「はいはいはーい! あたし、『たいやき』がいいなー!」

「そうきたか」

「それなら僕は『ラムネ』かな」

「じゃあわたしは『グレープフルーツ』で」

「む…………ならばオレは『アクアパッツァ』だな」

「なんか弱そう」

「そんなことはない!!!」


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


*すてきな名前 ですね! 次に 私どものよだれが垂れる前に あなた方の役職を教えてください!

▶役職を選ぶ


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


「へえ、こういうのもちゃんと反応してくれるんだ」

「露骨に急かされたな」

「今回は全員同時に選択できるんだね」

「いっぱいあって迷っちゃうな〜! ねえねえ、みんなはどれにする?」

「あれ、類いるじゃん」←※錬金術士

「おや、本当だ。ならば僕はそれにしようかな」

「オレは剣士にするぞ。何かショーの参考にできるアクションや立ち振る舞いが見られるやもしれんからな」

「えむはどうするの?」

「う〜ん……あっ! じゃあ、あたしは魔法使いにするね! ショーに使えたら楽しそうな魔法がいーっぱいありそうだし!」

「うん、いいかもね。それならわたしは無難だけど僧侶でいいかな」

「歌姫でなくていいのか?」

「回復役がいなくなるからね。それに歌姫って扱い難しそうだし。最初は僧侶で様子見ていこうと思う」


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


*この パーティ で よろしいですか?

▶はい

▷考え直す


*それでは いってらっしゃい!


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


🎮


「初期エリアでこんなにレベル上がるとは思わなかった」

「えへへ、楽しくてつい……」

「全員レベル30には到達しているな」

「イロヒ草原にいる敵は短時間で狩れるようになったね。向かうところ敵なしだ」

「それじゃあそろそろボスのところに行ったほうがいいかなっ?」

「うむ、そうだな!」

「ボス戦はリズムゲームで勝負するみたい。4Pの類に回るまでに倒さなきゃいいけど」

「僕はいいものが見られたらそれで十分だけれどね」

「それでは諸君、ボス・ヒャードラを倒しに砂時計の迷宮へ行くぞ!! このオレにつ」

「アクアパッツァそっちはじまりの街だから。こっち」

「はい」


🎮


「迷宮にいるニョロニョロさん達、みんな逃げていっちゃったね〜。なんでかな?」

「ヒント、わたしたちのレベル」

「もはや答えだぞそれ」

「ここはレベル10に到達したら入れるようになる迷宮だから、おそらく普通はそのくらいのレベルで挑む場所なんだろうね」

「本当ならもう次かその次のエリアまで進んでるはずだからね。わたし達が草原で稼ぎすぎただけ。……あ、そろそろボスの部屋に着きそう」

「いよいよ決戦の刻だな!」

「フフ、楽しみだねぇ」

「ヒャードラさん、逃げてないといいなぁ」


🎮


「結局えむまで回らずにオレとグレープフルーツだけで倒してしまったな。というかグレープフルーツ、僧侶なのに与えたダメージおかしくなかったか?」

「僕はアクアパッツァくんの攻撃が13714ダメージだったことに驚いたよ。やはり剣士と僧侶だと同じレベルでも与えるダメージに差が出てくるんだね」

「まあ僧侶は回復が本業みたいなものだし」

「寧々ちゃんも司くんも一番難しいレベルだったのにパーフェクトだったね!」

「あの司がフルコンするとは思わなかった」

「おい寧々、オレを何だと思っているんだ」

「アクアパッツァ好きのシスコン」

「それはそうだが!!」

「認めるんだ……」


🎮


「ねえねえみんな! 次はラムネスドロンさんを60体倒すんだって! 時々ラムネも貰えるみたい!」

「ラムネは回復用アイテムとして利用できるらしいな!」

「類が使ったら共食いだね」

「非情だねぇ」

「あたし達のことは食べちゃダメだよ……!」

「フフ、安心してくれ。僕が食べるのはラムネだけだよ」

「自滅しないでね」


🎮


「ワームホールが作れるようになったよ」

「えぇっ、ホント!? ラムネくんすごーい!!」

「ラムネってワームホールのレシピなんて拾ってたっけ」

「レベルが上がるにつれて作れるものが増えていく仕組みみたいだ。ワームホールの場合、レベル40でレシピが開放されたけれど、生憎材料が揃っていなかったからね」

「……類。ラムネのレベルは今どのくらいなんだ?」

「43だよ」

「えっ43!? わたしまだ39なんだけど……」

「オレも同じだな……」

「たいやきくんはいくつだい?」

「あたしは44!」

「「44!?!?」」

「おや、草原にいる時は僕の方が高かったけれど、越されてしまったねぇ」

「何をどうすればここまで差が開くんだ……?」

「ま、まあ、ふたりには爆発攻撃があるから……」

「なるほど……。やはり爆発の力は偉大だな」

「司くんも爆発してみるかい?」

「するわけないだろう!! 室内だぞここは!!」

「それは残念。ではアクアパッツァくんだけでも……」

「安易に仲間を爆破しようとするな!!!」


🎮


「アクアパッツァの、レベルが上がった!! アクアパッツァは、“三段回転斬り”を覚えた!!」

「二段斬りと回転斬りは聞いたことあるけど、どうやってやるのそれ」

「さあな。オレにも分からん」

「たいやきの、レベルが上がった! たいやきは、“ワールドッカン!!”を覚えた!」

「その名の如く地球を破壊しそうだねぇ」

「この上なく物騒だな」

「えむ。それは本当に大事な時にだけ使って。絶対に。そうしないと何か嫌な予感がするから」

「?? …………! 鳳えむは、“我慢”を覚えた!」

「覚えてしまったのか……」

「ああぁ………………」

「寧々…………」

「やめて類そんな目で見ないで」


🎮


「とうとうオツキナ山に辿り着いたな!」

「ここのテッペンに魔王さんがいるんだよね!」

「うん、そう。ここから敵も強くなってくると思うから、お互い気をつけてね」

「それならワームホールを使って頂上まで飛ぶかい?」

「え、できるの?」

「できるよ」

「じゃあやめよう」

「そうかい」

「それならあたしの“エクストリームエクスプロージョン”の出番だねっ!」

「超新星爆発に似たニュアンスかな」

「早まらないでえむ」

「爆発系以外の魔法はないのか……?」

「あるよ! たとえば……えっと、“プニョルヘラポン”とか!」

「それはどういう魔法なんだ」

「まだ使ったことないからあたしも分からない☆ あっじゃあ今使ってみる?」

「いややめておこう」

「そっかあ…………あっ、ガブリンさんだ! こんにちはーー!!」

「待てえむひとりで勝手にいくんじゃなああい!!!」

「フフ、愉快だねぇ」

「ちょっと類、なに他人事みたいに傍観してるの?! 早くしないとわたし達置いていかれるよ!」


🎮

🎮


「まさか魔王はわたし達人間と仲良くなりたかっただけだなんて……」

「魔王城に入った途端に盛大に歓迎されたからな……。あれにはオレも驚いたぞ」

「魔王さん、悪い人じゃなくてよかったぁ」

「エンディングを見る限りだと、街へと遣わした手下達が山を降りる過程、何らかの原因で刺客になってしまったようだね」

「2周目では違うパーティーでその謎を追っていくことになる、と。……ふむ、中々面白いストーリーだな!」

「そうだね。色々とショーの参考になりそう。…………あれ、今流れてるこの絵の街の人達、あまりいい顔してない……?」

「本当だ! 魔王さんとは和解したのに、どうしてかなぁ。……もしかして、何か嫌なことがあったのかな?」

「嫌なこと……まあおおむねそうなんだろうな」

「その辺りも、今後の展開で描かれることになるだろうね」

「それじゃあ次はどんな役職にする? あたし、踊り子がいいな!」

「オレは気になっていた動物使いにするつもりだ!」

「僕は吟遊詩人にしようかな」

「わたしは今回でゲームの感覚大体掴めたから歌姫でいこうと思う」

「ショー一座だな」

「楽しい旅になりそうだねぇ」

「えへへっ、みんなわくわくわんだほい! だねっ!!」

「ふふっもう、はしゃぎすぎないようにね」



🎮✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼🎮


𝑇𝐻𝐴𝑁𝐾 𝑌𝑂𝑈 𝐹𝑂𝑅 𝑃𝐿𝐴𝑌𝐼𝑁𝐺!

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