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愛流景side
ぶっちゃけた話。こいつと話すのが一番楽しいし一番落ち着く。そりゃあ無意識気を張らないで済むってのもあるけど、性格の相性が良いのもあるとは思う。
グループのメンバーはみんな表面上より裏の方が何倍もキレイな絶滅危惧種。そんな子達の中に入れたのは本当に奇跡よね。
他のメンバーが楽しそうにしてるのを見てとても嬉しかったと同時に少し嫉妬したなんて柄でもないけれど。
そのメンバーの状況を話したいという名目で会って、ある程度したら私の今までの姿を曝け出そうと思ってた。けどこいつときたら…
「…はぁ」
白い息が空気中に出る。一部はマフラーの中に籠って少し口元に暖かさがくる
「ため息付いたら幸せが逃げるよ?」
クスッと笑いながら横から覗き込まれる
「うるさいわね」
綺麗な白の髪の中にに少し見える鮮やかな緑。白がベースになってるセラー服スカートと襟は少し明るい紺色。緑のネクタイと青リンゴのロゴが鮮やかさを更に出す
スクールバッグには…如月ゆうと書かれた緑のキーホルダーが星型のキーホルダーと一緒に付けられている。
…お互いなんだかんだ姉様達のこと大好きなのよね。
「もうちょっと待って?もうすぐ着くから」
「もう30分歩いてる感覚なんだけど」
「いやだって考えてみて?スイパラコラボなんて激レアだよ?」
「それはそうだけど…」
オタク化?
「あとグッズ手に入れて姉様に喜んで貰いたい」
「そっちが本音ね」
かなめは…親には都合のいい存在とでも言うかのような態度を取られ、学校では芸能いじり。まだ父は自分達に気を遣っているように見えたらしいが…人間不信にもなりかけた彼女が信じれるのは己と姉だけ。そんな中お互いに助け合って今では自由。そりゃあ姉を大切に思う理由も分かる。
…私も家族の前でだけは今まで通りでいられる。かなめにとってそんな存在はゆう一人だけ。そんなの尚更大好きでしょ
だからといって…
「…食べきれないわよ?」
「いけるいける。姉様が一番喜ぶのはこれだから」
メンバー5人分全員のメニュー頼むのは少し無理があるかもしれないわね
「コラボグッズは?」
「姉様の分だけかな。お金がない」
…あんたお父さんから大量の小遣い貰ってるんでしょ?今も昔も裏表もないそういうところは生真面目な人だし。
「…私も全員集合ぐらい買おうかしら」
「お、いいじゃん♪」
半分推し活半分恩返し。そんなことを全力でする相方のそばで同じ時間を過ごせるのもいいかもしれないわね。
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
美鳥姉妹の絆を愛流景さん視点で語らせていただきました!出会って約1ヶ月、それでも分かる姉妹愛って素敵ですね。
あと一、二話ほどこの二人のお話が続きます!
それでは!また次回!