テラーノベル
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放課後、屋上に集まったのはクラスのほぼ全員。
誰が指示したでもなく、飾りつけやら食べ物やら、全部持ち寄り。
「DJ機材持ってきた!」
「スモークマシン起動しまーす!」
「花火の準備オッケー!」
……多分、屋上でやっていい範囲は超えてる。
ミナトがため息をついた。
「爆発する前に止めるべきだ。」
「いいからいいから!青春は一瞬だよ!」
ソラが笑う。
自分はその輪の真ん中に座って、ペットボトルのお茶を飲んでた。
スピーカーから流れる音楽、みんなの笑い声、紙皿の山――。
なんか、全部がバカみたいで楽しい。
リツが唐突に叫ぶ。
「自分!お前、笑ってんじゃん!」
「多分……そうかも。」
「おおおお!?貴重!」
「シャッターチャンスだー!」
カノンがギターを弾きながら謎のBGMをつけ、ソラがスマホを構える。
その瞬間、スモークマシンが暴走。
屋上が真っ白になって、全員の声だけが響いた。
「ぎゃーー!視界ゼロ!」
「誰か!プリン落とした!」
「ちょっ、お前のギター燃えてる!?」
「マジで!?」
……結局、先生が来て止められた。
でも誰も怒られなかった。
むしろ「青春だな」で終わった。
帰り道、ソラが笑った。
「またやろーね、こういうの!」
「多分、次はちゃんと許可とって。」
「うん!……たぶん!」
夕焼けの中、みんなの笑い声が響く。
自分はそれを聞きながら、ふっと思った。
――多分、こういう日常が一番好きだ。
【END/ハッピーエンド】
次もし書くなら、この世界観の「番外編」とか「文化祭編」も作れるけど、どうする?
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