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[合宿 7日目夜]
その日の練習は激しくて、サンウォンは部屋に戻るなりベッドに倒れ込んだ。
サンウォン「……はぁ」
体が妙に重い。
喉も痛い。
でも、明日も練習だ。
サ「寝たら治るだろ…」
そう思って目を閉じた。
数時間後。
コンコン。
ドアを叩く音。
リ「サンウォン」
低い声。
リオだった。
リ「……寝てる?」
返事がない。
しばらく沈黙してから、ドアが開く。
リオは部屋に入るなり眉をしかめた。
ベッドの上で、サンウォンがうなされていた。
リ「…サンウォン」
額に手を当てる。
リ「っ……」
思わず息を呑む。
熱い。
リ「サンウォン」
肩を揺すると、サンウォンがうっすら目を開けた。
サ「……ヒョン?」
声がかすれている。
リ「サンウォン、熱ある」
サ「大丈夫……」
リ「大丈夫じゃないだろ」
リオはすぐに水のボトルを取ってきた。
リ「飲んで」
サ「……ん」
サンウォンが少しだけ起き上がる。
でもふらついて、リオの腕を掴んだ。
その距離がやけに近い。
リオは一瞬だけ固まる。
リ「……ちゃんと座って」
サ「うん…」
でも
サンウォンはそのままリオの肩にもたれた。
サ「ごめん…無理だ」
リオは何も言わなかった。
ただ、サンウォンの背中を支える。
リ「明日も練習だけど」
サ「分かってる…」
リ「無理するなよ」
サンウォンは少し笑う。
サ「そんな優しくされると」
距離が一気に近くなる。
サ「また勘違いする」
リオは少し笑った。
リ「勘違いじゃないかもな」
サンウォンが一瞬固まる。
[合宿8日目]
サンウォンの熱が下がらない。
宿舎の部屋
サンウォンはベッドに座ったまま、少しぼんやりしていた。
額にはリオが置いた冷たいタオル。
ベッドの横の床には、リオが座っている。
リ「水、もう飲んだ?」
サ「……飲んだ」
リ「薬は?」
サ「飲んだ」
そのあと、部屋は静かになった。
リオはベッドに腕を預けて、サンウォンの様子を見ていた。
サ「……リオ」
リ「ん?」
サ「まだいんの?」
リ「看病してんの」
サ「もういいよ」
リ「よくない」
サンウォンは小さくため息をつく。_
しばらくして。
サ「……リオ?」
返事がない。
サンウォンが少し体を起こす。
リオはベッドに腕を乗せたまま、そのまま寝ていた。
サ「……え?」
サンウォンは思わず小さく笑った。
サ「ヒョンが先に寝てどうするの」
髪が少し顔にかかっている。
サンウォンはそれをそっと払った。
サ「ほんと無防備…」
少しだけ迷う。
でも次の瞬間、サンウォンは腕を伸ばしていた。
リオの肩を引き寄せる。
そのまま、ベッドの上に軽く引き上げた。
リオは少しだけ身じろぎする。
リ「……ん」
でも起きない。
サンウォンはそのまま隣に寝かせた。
距離が近い。
すぐ隣。
サンウォンは天井を見ながら小さく呟く。
サ「……熱のせいだからな」
リオの方を見る。
寝顔はすごく静かだった。
サンウォンは少しだけ笑う。
そして、
腕を伸ばして抱き寄せた。
リオの体温が近い。
サ「リオ」
サ「好きだよ。」
コメント
1件
サンリオ最高です🫶🥹 リオが看病してるのも好きだし、先に寝ちゃうのも好き🫶💓