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(まずは一旦心を落ち着かせないと)
ゆっくりと深呼吸をする
(今持っているものは…ライフルとハンドガン、応急処置キットに薬、それとレナから貰った焼夷・閃光・破片手榴弾)
シュドの方を見ようとすると集光薬の効果でいつもの何倍もの明るさが目の中に入ってくる
(眩し!…そうか!相手も集光薬を使っていると思ってたけどそうじゃないんだ)
相手の狙撃手が自分が隠れているときはシュドの方を撃っていたのを思い出す
(空気の流れ?音?…いや…温度だ! 仮説でしかないけど恐らく相手は転生者かそれと同じ位の能力を持った人 その能力が温度の感知だったら…明るい場所暗い場所、音を立てていないこと関係なく狙撃できることの説明が付く!)
アストはバッグの中から破片手榴弾を出す
(念のため、音の可能性が完全にないともいい切れない)
木の下に応急処置キットを落とし 弾薬を地面に自分の位置から離れた位置に何個か投げる
そして 手榴弾を思いっきり投げる
手榴弾は爆発 周囲に破片を飛ばし、白煙を上げている
(相手が撃たない…と言うことは温度の可能性が高いということ)
自身の身に付けていた防火の外套を外し 焼夷手榴弾を包む
(このマント気に入ってたけど…背に腹は代えられない)
焼夷弾が燃え始めた辺りで下投げで少し離れた位置に投げる
するとその外套に弾が撃たれる
(やった当たり! あとは相手から障害物で見えない場所を通って近づくだけ)
木を慎重に降りて行き、茂みをほふく前進で進んでゆく が、相手がアストのデコイ作戦に気づいたのかデコイを撃つのを止めてしまった
(…早めに離れてて良かった、じゃないと居場所が感づかれてたかも 幸い相手の方は能力を使わない索敵が下手なようだからこのまま被弾に気を付けていけば何とかなりそう)
(弾薬が補充できたとはいえ…キツいな)
「シュドさん…マズいかもしれません」
カインが指差した場所を見ると指揮官と思わしき人物と大柄の男がハンドサインでやりとりをしていた
大柄の男は数人を連れて茂みに入る その茂みから何か金属音が鳴っていると思っていたら何かを持って出てきた
「こりゃヤベーな」
「M134、通称ミニガン あんなものを持ち出すなんて」
「あんたらを意地でも殺そうって意思を感じるな 何やったんだよ」