テラーノベル
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普通に考えてさ、私以外全員仲良しって、私かなりマズイよね。
一人ハブられたらさすがに泣くよ?
hskw「ぷわ子と会うのちょー久々なんだけど〜!」
fw「ほんまほんま〜、最後あったのいつやっけ?」
ほらほら、もう会話進んじゃってるよ。
一人ハブられ遊園地謳歌すんの嫌すぎるんだけど。
kzh「……で、、い?」
あ、なんか言ってる。
やばい。ハブられ妄想しすぎて冷や汗だらだら、話もなんも聞いてなかったんだけど。
『なんか言った?』
kzh「手、繋いでいいかって」
目を横に流しながらそっと手を差し出してくる。
そんな事されたら断れないでしょ。私もそっと握り返した。
『彼氏らしい事出来んじゃん』
kzh「ぅるせ…」
『とんでもツンデレめ』
葛葉の頬をつんつんと叩いて、遊園地に向き直る。
あれ、なんか。静かなような。
『今思ったんだけどさ、星川たち居なくない?』
kzh「あぁ、星川サンはお手洗いでふわっちは携帯忘れたつって、車戻って、」
ほおほお、つまり二人きりと。
今の私にとっちゃ最悪な展開ですけども。
kzh「んで、先に遊園地入っとけって」
『はっ…笑 まあまあ、待っとこうゼ、』
kzh「行くぞ」
そう言って強引に腕を引っ張って引こづられて行く。
そんな、まじでこいつと遊園地とか来たことないし覚悟出来てないって。
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kzh「あいつら来るまで二人で回ろうぜ」
もう入ってしまったもんは仕方ない。
星川お手洗いながすぎだし、不破さんも帰ってくるの遅すぎなことは一生恨むけど、遊び切ってやるよ。二人が戻ってくるまで。
『よし、ジェットコースター行こっ!』
kzh「こ、コーヒーカップ」
『よし!!ジェットコースター行こう????』
kzh「ぃ、行きましょウ……」
何怖気付いてんだって根性叩き直したいところだけど、今は楽しみたいので。
葛葉の腕を半ば強引に引っ張ってジェットコースターまで連れていきました。
kzh「やっぱ、いもむしのやつに…」
『葛葉は、これに乗れないくらいの根性無しじゃないもんね?』
kzh「ハイ…」
順番が私たちに回ってきた。
ジェットコースターに乗る前に鞄やらポケットの中をスタッフさんにチェックしてもらい安全バーを下げる。
kzh「一回転とか聞いてないんですケド…」
『余裕だよね?葛葉なら』
kzh「ハイ…ソウデスネ」
そう言って少しづつ前に動き出す。
ジェットコースターの少し軋むような音が聞こえる。
段々高いとこに上っていく。
kzh「手、握ってい?」
『ひっひひ、笑 いいよ笑』
可愛いなぁ。こいつめ。
そんなことを思いながらジェットコースターは下へ物凄いスピードで進んだ。
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kzh「死ぬかと思っだァ」
『声カスカス笑う、笑』
そこで、ジェットコースターに乗り前に預けておいた荷物を回収してジェットコースターから離れる。
携帯を除くと星川から幾つか連絡が来ていた。
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hskw「あかりどこ居る?」
hskw「ぷわ子来たから、星川ぷわ子と回るわ!」
hskw「二人で楽しんで!!」
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『まじかまじきまじか……』
今二人きりは大分まずいんじゃないかな。
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連続投稿珍Cね。
今後ともこの作品を愛してちょうだ。
コメント
6件
いやほんとに好き。物語書くのうますぎません?????
ほんとに元ちゃんもこの物語も好きすぎるꔛෆ