hol van most (🇭🇺)
注意
これはaph(ヘタリア)の夢小説です。実在している国とは関係ございません。苦手な方は読まないようお願いします🙇作者は文を書くのが初心者です。誤字脱字は見逃して頂けると幸いです。 百表現あります
⚠今回死ネタを含みます。決して明るい話ではありません。
(エリザ姐さんがとある女の子を思い出す話です!エリザ姐さんの夢って少ないよね…)
今日の仕事は全て終わって後は布団に入るだけ。入るだけなんだけど…なんだか面白い物を見つけてしまって今日は夜更かししちゃいそう。面白い物っていうのは、一冊のアルバム。昔ローデリヒさんと一緒に住んでいたときの物。ほとんどのアルバムはローデリヒさんが持っているのだけれど、これだけはどうしても私が持っていたくてここまで持ってきたの。このアルバムに入っている写真は簡単に言えば私の大好きな人が載ったアルバム。ローデリヒさんと同じ所に住んでいたときのメイドさんのような女の子。私はずーっと彼女の事を思っていたんだけど、その思いを彼女に伝える前に彼女は天国へ行ってしまったの。その時の事は思い出したくもない。でも少しだけ、今夜だけは思い出話として、彼女の事を忘れない為にアルバムのページをめくりながら何百年も前の事を思い出そうと思う。
「は、はじめまして!今日からここで働かせて頂きます!よろしくお願いします!」この写真は彼女と私の初めての出会いだ。この時の彼女はまだ幼くて確か18才程だった。この時から素敵な笑顔が良く目立つ子で、フェリちゃんや神聖ローマにも優しく接してあげてた。微かな記憶だけれど彼女がこの仕事を始めた理由は”家族の為に”という素敵な理由だった。
「エリザベータさん!次はどこのお店に入りますか?」今度は街を楽しそうに歩く彼女の写真が出てきた。これは休みの日に2人で近くの街を歩いていた時の物だ。私の服を着ながら楽しそうに微笑む彼女がとても愛おしい。「エリザベータさん!どうですか?結構上手くないですか?」
嬉しそうに手作りのザッハトルテを私に見せて笑う彼女の写真が出てきた。彼女はとても料理が上手でよく私に振る舞ってくれた。私は次のページをめくるのに躊躇した。次の写真が彼女との最後の写真だからだ。次のページをめくると彼女が病院のベットの上ですやすやと眠っている彼女とその隣で泣き崩れているフェリちゃんの写真だ。見て分かる通り、彼女が天国へ行ってしまった直後の写真だ。もうこの写真を見ても私は泣かない。もう何百回も泣いたから。涙もとっくの昔に枯れた。
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なんだか彼女に会いたくなってきた。きっと彼女はもう生まれ変わったのだろう。もしこの世界に、私と同じ空を彼女が見ているのならば、明日にでも探してみようかな。と思いながら布団に入った。
「hol van most…」そっと呟くように言った後、「よし、決めた!明日は彼女を探しに行こう!どんな所でも見つけてやるんだから!」と自分に誓った。電気を消して、丁度いい明るさの次の光だけになった事を確認して私は目を閉じた。
コメント
2件
コメント失礼します 国たちの「過去の人間」が出てくるタイプの夢小説、大好きです😭😭