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キンヤ「なに―――ッ!!娘がまた新たな何かに取り憑かれただとッ!?」
エマが魔獣に豹変してからすぐに、アゲハ達は学園長にそのことを報告しに行った
予想通り、学園長は堪忍袋の緒が切れそうな如く大激昂し、
学園長室内の物を手当たり次第にアゲハ達に向かって投げつける
そして、いきなり床に倒れると手足を赤ん坊のように振り回し始める学園長。
キンヤ「お前たち!娘に何かあったらただじゃ済まさぬぞおおおッ!!」
マタロウ「ただじゃ済まないって……;」
マタロウが恐怖に冷や汗を流すと、気を取り直した学園長が我に返って起き上がる
キンヤ「それで!エマに何があったか詳しく話してみよ」
待ってましたと言わんばかりに、フブキが手を挙げながら1歩前に出て、話す
フブキ「はい!エマさんはアゲハちゃんを好きになったせいで蛇になりました!」
まさかフブキがバラすとは思わなかったマタロウとコマは、驚いて突っ込む
マタロウ「バラした!」
コマ「しかも爽やかに!」
キンヤ「なんだと!?!」
学園長は、アゲハに凄い勢いで詰め寄ると、思いきり怒鳴る
アゲハ「ヒエェ…」
キンヤ「エマがお前を好きになっただとッ!?」
目と背後に炎をゴウゴウと燃やし、怒りを露わにするその姿は颯爽、地獄の閻魔大王のよう
助太刀をするかのように、コマが学園長に訴える
コマ「学園長、今はそっちよりも呪いの方を!」
その言葉で、ようやく背後の炎を消し、アゲハの前から離れると、
ぐるんぐるんと目を回しながらメラに支えられてるアゲハを目尻にやりながら、コマに尋ねる
キンヤ「それはもしや、例の『恋愛禁止の呪い』か?」
コマ「はい、そうです!」
キンヤ「なんてことだ―――!!恋愛などエマには関係ないと思って気にもせんかった!!」
学園長は自分を責め、只管自分の頭をポカポカ叩く
キンヤ「可愛いエマが!蛇に!!」
マタロウ「でもツチノコみたいですっごいブサカワでしたよ♪」
マタロウが余計な一言を付け加える
キンヤ「兎に角!即刻に早急にアズスンアズで娘を救うのだ!!」
学園長はぐったりとメラに支えられてるアゲハに向かって怒鳴りつけた
アゲハ以外の5人はビシィッと敬礼しながら答えた
「「「「「イエッサー!!」」」」」