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貯金


スマイル視点

特に理由がある訳では無く、何となくやってみようという事で始めた貯金

あれからもう約1年半経った今、たくさん貯金しようと思ってダンボールにカッターで切り込みを入れただけの雑な貯金箱はかなり満タンになってきた

でも1万円紙幣なんて入れようと思えばまだまだ入るわけだからどこかでキリをつけなきゃな〜なんて思って数えて見る事にした

他のメンバーは今外交中誰かが入ってくる心配も無し

10枚ずつの束を作って何セットあるか数える

sm「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10……」

これで100万か…案外すぐ集まるもんだな

sm「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10…」

sm「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10…」

sm「____  __  _______……。」

結果…3924万…

sm「こんな貯金してたのか…」

だが……

sm「これどうしよ…」

別に今これと言って欲しい物も無いし、だがお金なんて購買以外にあまり使い道無いし…

とりあえずダンボールの底に3942と書いてお金を中に戻し、ダンボール箱をもとあった場所に戻した

sm「使いたい時に使えばいいだろ」

と、自分で結論づけ、部屋を後にした




















na「うわぁぁぁぁぁぁぁああ!」

sm「うるせーなw」

br「やらかした〜〜〜」

kr「まじかァーー」

kn「クッソ!!あいつッッ!!」

sha「……。(そこそこの殺意)」

M国と同盟を組むために外交に行ってた5人が帰ってきた

sm「なんだよ皆してw」

kr「笑い事じゃねーよ……」

sm「なんだよ…話せって……」

na「スマイル〜〜(泣)」

sm「どうした?w」

na「M国に騙されたァーー」

sm「は?どういう事?」

kn「M国はね、同盟を結ぶ条件が7億円を渡してお互いの契約書にサインするって奴なんだけど」

kr「Nakamuが契約書にサインして7億円渡した瞬間に城から追い出されちゃってさ」

sm「なんで反撃しなかった」

na「その俺がサインした契約書に”こちらに手を出した場合そちらの同盟国に宣戦布告をくだす”って書いてあって…」

sm「別にあの人達(我々だとか運営とか)なら余裕じゃね?」

na「だとしても!俺らが原因で怪我とか負わせちゃったら申し訳ないだろ!」

sm「それはそうだけど…」

sha「不平等な契約結ばれて、金とられて」

sm「俺らの方の契約は?」

br「サインする前に追い出されちゃって…」

sm「えぇ↑?」

na「あんな奴らに7億取られるくらいだったらどっかに寄付した方がまだマシだった」

sm「気付かないお前らも大概だろ」

kr「は?じゃあお前も来ればよかっただろ!」

sm「国から幹部が全員抜けるのは危険だ」

sm「それにこれ今回が初めてじゃ無いだろ?」

WT-sm「ウ”ッ……」

sm「前に同じことして来て2000万騙し取って来たのはV国、今回はその兄弟国のM国だぞ?やってくる可能性は90%はあるだろ」

WT-sm「何故それを行く前に言わない!?!!」

sm「は?情報資料に書いただろ?」

sm「22枚目の真ん中ら辺に赤の太字で」

na「え?」

sm「Nakamuが見落としたんじゃねぇの?」

na「うそ……」

kn「Nakamuさん……?」

na「マジだ…めっちゃ書いてある……」

kr「お”ぉ”い”!!」

sha「勘弁してくれ……」

na「でも!!待って!待って!!」

na「スマイルが渡してくれた書類は談話室で5人で回して見たから5人とも気付かなかったって事でしょ!?」

na「俺だけじゃないよ!!」

kr「じゃあスマイルだ!なんだよ22枚目って!」

kr「中途半端過ぎるだろ!!」

sm「いえぇぇあ(いやいやいや)、俺わざわざ赤い太字の変なフォントで打って付箋まで貼っといたんだぞ?」

sm「なんでそれで気付かない?」

kn「それもそうだよなぁ……」

sha「なんで気付かなかったんだろ……」

kn「はぁ…しばらくは赤字だね」

kr「スマイル以外しばらく私物の購入禁止な、」

kn「スマイルもちょっとは控えて欲しい」

sm「はいはい…」

na「あ”ー……最悪……」

na「お茶すら出来ないじゃん……」



WT-sm「ぁ”ー…」

どんよりとした空気でその場は解散されたしばらくはまたヤバそうだな……









まず赤字を黒字に直すためには目を付けるべきはやはり貿易白尾国の最大貿易相手は我々国、次に運営国、日常国など、どこの国も戦力に特化した国だ白尾国も戦闘面にはかなり力を入れている

となると一番輸出品として最適なのは”武器”武器を輸出品とするには、攻撃力が高くて、耐久性に優れた物をこちらで生産しなければならないとなると最適なのは

"ツイスト・ダガー"

刺殺すると傷口が塞がりにくく、医療機関での治療も難しいとされている主な素材はステンレス、つまり鉄だ

鉄は昔Nakamuが発注ミスをして大量に購入した物が軍事倉庫やら鍛冶屋の倉庫やらに大量にある後はツイスト・タガーの作り方を俺が入手して鍛冶屋でその技術を教えるのみ、報酬つけて人手を募集すれば何とかなるだろ

そうとなれば早速武器メーカーからツイスト・タガーの作り方の資料を抜き取って←この資料をそのまま鍛冶屋に持って行く








sm「すいませーん…?」

鍛冶屋A「は…幹部様!?」

鍛冶屋B「うちに何か御用でしょうか?」

sm「ここだけの話だが、いま国が赤字でな」

sm「輸出品としてこのナイフを量産したいのだが…」

鍛冶屋B「ツイスト・タガーですか……」

sm「知ってるのか?」

鍛冶屋A「そりゃあ殺傷能力の高い事で有名ですもの」

sm「作り方の資料は手に入れた」

sm「報酬と人手、材料もこちらで用意する」

sm「どうだ?出来るか?」

鍛冶屋A「まぁ…幹部様直々のお頼みですから」

鍛冶屋A「我々としては断る訳にはいきませんよね」

鍛冶屋B「喜んでやらせて頂きます!」

sm「そうか、助かる」

sm「今日はもう暗いから帰らせて貰うよ、」

sm「材料は朝までにここの倉庫に運んでおく」

sm「人手は集まるまではすまないが耐えてくれ」

鍛冶屋A「わかりました」

鍛冶屋B「お気を付けて」

気前のいい鍛冶屋で良かった貿易は後は人手だけだな

後はこちらの輸入品を少し減らすぐらいか…怪我人が減ればむやみに医療品を使う必要も無くなるか…怪我人を減らしたい…主な怪我人は大体侵入者からの不意打ちだ…

侵入者……

俺のミスか……城の警備を厳重にするには…ダクトの出入り口とか城壁にもカメラ設置して俺がずっと監視室で見てればいいか…





まず機械と場所の確保場所はちゃんとした物を用意する時間とお金も無いので申し訳無いが青空でやってもらう次に金属加工機械を買うピン切りだが大体80万ぐらいのを20台購入する国のお金は今はむやみに使えないので、俺の自腹だ現金で払いたいので大型トラックでの輸送料も含めて合計で1800万ぐらいダンボールから100万の束を18束出す早めでお願いしたら気前よく受け入れてくれたので明明後日ぐらいには届くという

それまでに人手を集めなければならない街の掲示板に時給1200円で募集したら80人ぐらいの人数が集まったみんな「時給1200円とかまじですか?!」とか言ってたがそれも俺の自腹なんだよなぁw

ブラックにするつもりは無いので1日8時間働いて貰うとして1日一人9600円それが80人居るので76万8000円ずつ俺のダンボールから減っていくそれでもみんな真面目に良い働きをしてくれるので1日で410本の成果をだしてくれるノルマ的には一人で1日5本も作ってくれてる

鍛冶屋の家主にも後は任せてくれと言われたので俺のやる事は監視室でただただモニターを見つめるのみ侵入者なんて者、1人も許してはならない見つけ次第怪我人が出る前に殺すか捕まえるかして始末する


段々と目のしたが紫色になってきてる気がするが、国が赤字の時に休憩なんて許される事では無い

1ヶ月で俺の貯金は尽きるが同じ作業を繰り返せば軌道にも乗ってくるし、ナイフの生産も段々安定してきて、ゆっくりと黒字に向かいつつある

これでだいぶ元は取れただろう…

さてと、じゃあナイフの生産はもうNakamu達に頼んで俺は監視室に籠るとするか…









Nakamu視点

総統室でカリカリと書類仕事を進めていると…

コンコン

kn「幹部全員居る〜」

と、聞き慣れた爽やかな彼の声が

na「どーぞ〜」

ガチャ、という音と共に全員入ってくる

kn「出来た書類ここ置いとくから目通しといて」

na「おけ、それぞれどんな感じ?」

kn「俺んとこはね、最近怪我人が妙に減ったからあんま薬品使ってない」

br「僕とシャークんのとこは最近観光客も侵入者も出ないから暇してる〜」

kr「後、前から気になってたんだけどさ」

kr「城下町の鍛冶屋最近賑わってるのは誰か何かしてんの?」

sm「それ俺話す」

kr「あぁ、あれスマイルのなの?」

sm「あぁ、まず赤字に対して最初に目を付けたのは貿易」

sm「俺らの最大貿易相手国は我々国とか運営国とか」

sm「どこも戦闘面に特化した国、そこと貿易をやっていくのに効率的だったのがツイスト・タガー」

sha「それを作らせてんのか…」

sm「安心しろ、機械も給料も全て俺の自腹」

WT-sm「……は?」

sm「国の金には手を付けて無いし、」

sm「もうそこの貿易に関してはNakamuときりやんに任せる」

sm「俺は侵入者見逃すとまた怪我人が増えて医療品を必要以上に使う事になるから監視室戻るよ」

sm「これ、鍛冶屋の情報資料」

sm「給料はこのダンボールから払って」

ドサッと書類とダンボールを机に置いてこの場を立ち去ろうとするスマイル、

勿論そんなの俺らが許すわけも無く……









kn「ねぇスマイル…?」

沸点を達したきんときがスマイルを呼び止め、腕を掴む





kn「君今自分の目のしたがどんな色になってるか知ってる?」


sm「隈でしょ?知ってる知ってる」

sm「もうちょい貿易が軌道に乗ったら休むから」

sm「今は見逃してよ」



あぁ、アイツ終わったな…








kn「誰が見逃すかァ…!?」

kr「もう充分軌道乗ってるから!!」

sm「後で休むから!!」

kn「だめ!今すぐ!!」

kn「きりやんこいつ医務室!!」

sm「やだ!!」

散々抵抗したスマイルだったが、首筋にきんときのチョップを喰らい、医務室に連行されてった









しばらくして、スマイルの処置を終えた2人が戻って来た

kn「またやりやがったあいつ……」

kr「にしても自腹って言ったか?あいつ?」

na「このダンボールあいつの貯金箱らしいぜ、マッキーで書いてある」

ダンボールの真ん中にはガサツな字で「貯金箱」と書いてある

na「資料によればもう3万本はあるらしいよ」

br「昔Nakamuが発注ミスした鉄使ったらしいw」

na「貿易に関してはきりやんに任せる」

na「Broooockとシャークんはスマイルの監視がなくなるから侵入者には気を付けて」

na「一応あいつの部下にも言っとく」

sha「おけ、」br「了解〜」

na「きんときは…www」

kn「…スマイルね…」

na「よろしく…w」
























きんとき視点

あれからきりやんが上手くやってくれて予定の1ヶ月よりも早く黒字に戻った白尾国、

na「スマイルまだ戻れない?」

kn「えぇ当然。」

sm「えぇ〜…」

kn「しっかり休んでから…!」

kr「お前…疲れまで貯金しやがって……」

br「HAHAwそれ貯金とは言わなく無い?w」

sha「貯労……?」

na「でも良かったの?スマイル」

sm「何が?」

na「折角貯金したのに仕事に使っちゃって…」

sm「別に…?特に欲しい物も行きたい場所も無かったし…」

WT-sm「……。」

sm「な、なんだよ…」

kr「つまんねぇ人生してんなお前…」

br「可哀想過ぎて泣きそうなんだけど僕…w」

na「じゃあ俺がなんか1個好きなの買ってあげるって言ったら?」

sm「え…?好きなの1個……?」

kn「なんか無いの…?w」

sm「えぇ〜…特には……」

kr「それ無し!!」

sha「つまんねぇなぁ…w」

na「何か1個言えよ!!!」

sm「じゃあケーキ。」

……。


……え?


kr「ケー↑キ…?」

sm「6等分してみんなで食べたい」



kr「出た……」

na「突然にくるスマイルの天然タラシ……」





sm「みんな最近休んで無いでしょ?」

sm「それでいいじゃん?」

sm「……?」




WT-sm「そういやこいつこういうヤツだったわ…」













今日もこいつの謎発言に振り回される俺達であった…







END





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コメント

11

ユーザー

宿題?( 'ω')シラネうちは推しをなごむからな☆

ユーザー

推しが可愛いです! 棺桶入って寝ますね〜(?)

ユーザー
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