チャリンチャリンッ…
俺の身体につけられた鎖が音を立てる。
少し動くだけで音が鳴り響くわけだからいくら目の前の看守が寝ていたとしてもすーぐ起きてしまう。
…んなわけで逃げられないってこと。
でもさぁ、それ。自由に活用しちゃえばいいんじゃん…?
「…、なにそんなに僕のこと見て。好きなの?」
「は?んなわけないだろ、お前、りうらに手ぇ出したやん。それだから厳重監視。」
「さっきまで寝てたくせに」
そう言うと目の前の看守は顔を真っ赤に染めちゃう。
あーあ、性犯罪を犯した僕の前でそんな表情なんて…、そんなん唆られるに決まってんじゃん…?♡
「んふ、ないこは僕を誘ってんのー?♪」
「…さ、誘ってッ…!? そんなことするわけないだろ…!」
「でもさー、それ勃ってんじゃん。 なに変態さんなの?」
なんてりうらのときにも使った笑みを見せてやるとまた顔が真っ赤になる。
んもー、かわいいなぁ…♡♡
りうらのときもないこのときもそうだけどここの看守わかり易すぎるんだよなぁ…笑
「ねー、ないちゃん。こっち来て、?」
「…ないちゃんって呼ぶな、で。なんの用だ?」
檻を挟んで僕の目線に合わせてくれる。
…なんか、しゃがんで目を合わしてくんの腹立つなぁ。とは言っても鎖のせいで立ち上がれないからしょうがないんだけどね。
そうじゃなくて、僕がやってほしいのはこれじゃないんだけど。
「違う、僕の牢屋の中入ってきて。」
「はぁ?なんでそんなことしなきゃいけないんだよ」
「別に脱走するわけじゃないから、」
さすが看守長。りうらの時とは違って疑り深い、というか自衛がしっかり出来ている。
んふ、そーゆーやつほど僕達の餌になりやすいんだよ、抵抗して睨んでくる様子とかいいよねぇ、めちゃくちゃ唆られる…♡
「……なにをする気なのか教えろ。」
「んー、お話、?」
流石に怪しまれるか、まだ睨みつけてくる。
もー、疑り深いなぁ、笑
少し触れ合うだけっていうのに…
「…わかった、本当に話をするだけなんだな?」
なんて言ってくれる。あれ、意外と信用してくれてた。
僕が縦に首を振るとガチャンッ!と音を立てて扉が開かれる。
…まぁ、鎖が繋がっているもんだから逃げ出すみたいなことは出来るはずもなくただ目でないこが中に入ってくるのを追う。
「んで、話とはなんだ。」
「…ふふっ、ないちゃんの身体綺麗だね。 僕の大好きな身体してる」
「あっそ、そんなことより早く要件を述べてくれ。 一応交代制、だしな。」
「んへっ、りうちゃん来てくれるの?」
「なわけ…まろが来るよ。お前が大嫌いな青色。」
あいつかぁ、あいつはなんか犯してもあんまりいい声で啼かなさそうだから嫌いなんだよな。
あと意外とすぐに堕ちそう、りうらはツンデレの極み!って感じそうだったからこそ、堕ちるまでが可愛いし堕ちたときにデレッデレに甘えた時、看守としての威厳がなくなった感じとかちょー面白いじゃん?♡
ないこはそうだなぁ、看守長だからな。こんな弱そうな囚人に犯されるってことにめちゃくちゃプライド傷つけられてほしいなぁ。
でも堕ちたら結局僕の身体を求めるようになるの。それってちょーよくない?♡
「あ、そうそう。ないちゃん。少しだけじっとしててね。」
「…はぁ? お前の言うことなんか…って、は、ちょ巻きつけんな!!」
誰がお前の言う事聞くかよばーかっ、♡♡
このいむ様が素直にわかりましたはい辞めますなんてやるわけないだろ。
それにさぁ、ないこ。結構僕のタイプなんだよなぁ…はぁ、やばい僕のがギンギンになってきた。痛い…
「…っ、てかお前それ解いて…!!」
「こんな鎖すぐ取れるに決まってんじゃん、笑」
そう言うと「終わった」みたいなまぁ、綺麗な絶望顔になるからもっと僕の胸がきゅんきゅん疼く。
おかしいな、いつもだったらこんなにテンションは上がんないしあくまでも性奴隷《 おもちゃ 》として扱ってたわけだし…、ないこか、面白い。
「…ねぇ、鎖を結ばれたらないちゃんは嫌だ?」
「っ…当たり前だろ、動けないから2番が逃げる可能性だってあるじゃん」
「僕が逃げ出すわけ無いじゃん」
こんなにかわいい性処理相手おもちゃがいるって言うのに勿体ない…♡
もう決めた、僕ないこのこと逃さない。ずっとここに居てずっとないこの監視相手の対象になって人の目を盗んでは犯す。もう決めたもん。
「ねぇ、ないこ。今日だけ僕に身体を委ねて?」
「…っ、嫌に決まってんだろ」
「そっかぁ、だったら力ずくでやっちゃうね」
ジャラジャラ…と鳴るその音でさえ興奮しきった僕らには興奮材料の1つになってしまう。
僕だけの話じゃない。あくまでも僕 “ 達 ” のお話。
「ふッ…んぁぅッ…♡♡」
ぐちゅぐちゅ水音を立てて彼の身体の中から聞こえてくる。
それとともに普段の低くて威圧感のある怖い声はどこかに消え去り、甘い声が響く。
「なーいこ、めちゃめちゃ腰浮いているよ?笑」
「こんな囚人に犯されちゃって……みっともないね?w」
煽り気味に言ってやると彼は羞恥心に打ち敗れとてつもなく恥ずかしくなるのを俺は知っているよ。
「ねぇ、こんなにかぁいい俺に犯してもらってること感謝してよ?」
「するわけッ…♡」
「あるの、ありがとうございますいむ様でしょう?」
そう言って腰を激しくぱちゅぱちゅ奥を突いてやると汚く喘いで途切れ途切れ、ありがとうございますという。
もう滑舌が上手く周っていないせいで「ありがとうございましゅ」になっているのも可愛らしい。
…可愛らしい?あれ、俺。ないこのことはただの性奴隷だと思ってたのに…
先程から彼に対している気持ちが普通じゃない…
「…っ、かわいーねないこもっと俺のちんこで喘いで」
「ん゛ぉ゛ぉッ…゛!゛い゛や゛ぁッ゛…゛や゛だぁッ゛…゛!!♡♡」
「んふっ、きもちー?」
「きも゛ち゛ッ゛…゛!!!! あ゛ぁッ゛おぉッ゛んぉ~゛~~ッ゛…゛!♡♡」
うるさく汚く騒ぐように喘ぐから他の囚人に聞こえてるんじゃないかって思っちゃう。
…けどまぁ、いいよね。それも見せつけみたいなので興奮する…♡
それにもし、しょーちゃんとかあにきの牢屋で見張りをしている看守がりうらとかいふだったら尚更興奮する♡
りうらなんか俺にもう堕ちてるもんだからないこに手を出したことに嫉妬するんじゃないかなぁ…?♡
いふとかだったら…うん、バカ真面目だから怒ってそう、そういうところもめちゃくちゃ興奮する……
「あ゛ぉぉ゛ッ!? ん゛ぅぁ゛あ゛ッ!!゛イく゛ッ゛イく゛か゛ら゛ぁ゛~~゛ッ゛!!!」
目ン玉を真っ白にしてイき狂うその姿は無様でみっともなかった。
そして堕ちているのは案外俺もそうなのかもしれない…なんて考えたりもしちゃった。
あの行為をした日から3日後。
昨日と一昨日は休んでいたらしくて代理でいふが来た。ほんと最悪だったけどまぁ…ないこのあのイき顔とか思い出したらすぐ過ぎ去ってったや。
そして今日、久しぶりに顔を見せてくれる。
「おい、2番。」
「はーい!」
元気に返事をすると彼は冷酷な表情を変えずに僕の対応をしてくれる。
健康チェックとして僕の顔をまじまじと見てくる。
顔色が悪くないかーみたいなのを確認しているらしいんだけど…うん、ないこの顔真っ赤、笑
「っ、おしまいだッ、!!」
「なに、照れてんのー?笑」
「…ッ、バカ正直に何でも言うわけ無いだろ…/、」
「それもう照れてますって認めてるようなもんじゃん…笑」
あの日のことは絶対に互いに忘れない。
そしてあの日芽生えたこの感情を諦めるわけには行かない。
だから今日もこの地獄で抗い続けるんだ。
そしていつか必ず彼を奪い取ってみせる。
end
コメント
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え、💎🍣さんって初めて、?いや珍しいだけかなッ、⁉️ あぁ~っ、.....確かに、🤪くんって声出さなそうですもんね、......🙄🙄( ( 恋愛系も、ほのぼの系も、Rも描けちゃうなんて最強じゃないですか‼️✨