テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第二章:友情編
それからホームルームを終えて教室を出る時、
摛倫がツムギに声をかけた。
摛倫「ツムギちゃん!」と
ツムギ「摛倫ちゃんって言ったもんな。アタイ学校終わったらショッピングに行く」
摛倫「私も行きたいけどいい?」
ツムギ「なんでアンタがついていくんだよ?
こんな見た目のアタイなんか怖がるに決まってるだろ?」と不器用ながらも突っぱねていた。
摛倫「全然怖くなんかないよ。大丈夫だよ。私あなたと友達、いや親友になりたいからさ。私も中学の時友達全然いなかったし、最悪だったよ。」と寄り添いたい思いでこの発言をしていた
他の女子生徒たちが楽しく和気藹々とした雰囲気の中、周囲を気にしながらも外に出る2人だった。
そして2人は新宿区の巨大なショッピングモールに辿り着いた。人混みが少し漂うが周りは2人を気にすることはなかった。
ツムギ「アタイさ…他の女の子みたいに可愛い洋服身につけたいし、メイクもしたいけど…男前だのバレー選手みたいだの変なイメージで扱われたり天井にもすぐぶつかるから、縮こまってないと大変なんだよね」と本音を吐いた。
摛倫「そうだったの…でも力にはなりたいよ。できるかわからないけど、メイクとファッションは任せて!うちの高校の規則はそう言うのOKだから。だからギャルとか少なからずいるって訳なの!ただネクタイとか服がだらしなかったら注意はされるけどね」
ツムギ「お前が入学に来る時よく自分の胸を隠して登校したよな?あれはなんで?」
摛倫「見ての通りこのデカい乳だよ。私このDカップが大嫌いでね、だからチラチラチラチラ見られたくなくて必死に隠したって訳。肩だって凝るし、この見た目で『太ってるの?』とか『自信あるナルシスト』、男子たちからは『デカ胸あれば付き合える』なんて結構思われるから相当嫌だって訳。
特に男子のこの発言私からすれば超キモいセクハラだっての。私だって結構苦労してるって言いたいんだけどね!!
私がファッションに興味抱いてるのは胸を小さく見せたい想いがあるんだよ」とはっきりと力説していた。
そう言って2人は必死に似合う服を探しに回っていた。
ツムギが「やっぱりアタイの袖丈に合う可愛い服なんてねぇぜマジで……」と呟き、摛倫が「ツムギちゃんに会う服はどれかな」と彼女を思いながらも手伝っていた。
摛倫の回想シーン(2014年。場所は東京新宿区。
新宿第一中学校にて
天井の壁には下衆(げす)な中学生男子が張り付いており、顔を赤くして白目を剥いていた。
全美とヴィクトリアによって顔を思いっきり蹴られたためであった。
全美とヴィクトリア(当時13歳。180cm)『オーッホッホッホッホ!!!!私たちは成績も運動も優秀でFカップっ!!さらには性格もいいクラスのマドンナ!!イケメン男子どもにはモテモテで大好きだけど、下衆な男には興味ないの!!どう?完璧でしょう?』
女子生徒たち『キャーかっこいいわ、2人とも!!』と。
摛倫(13歳。152cm)『何だか複雑だけど関わりたくない…あの変な男を撃退してくれたけどさ』と近くで眺めていた。
一部の女子生徒たち2人『ほっといていいよ。気にし過ぎだよ、絶対肩ぐらい凝ってるんだから。背も180cmくらいあるから腰だって痛いし天井にぶつかって苦労するんだから…まあちょっかいって言っても口だけでしょ?』
摛倫『まあそうだけど、本当に手を出して来たらマジで退学処分にしたい気分になってたから!!』
一部の女子生徒たち『わかるわかる!!しかもさ、『俺は女子の気持ちがわかる』的な男子苦手なんだよね。でも女子の悩みなんて本当に複雑だから。行こう、摛倫?』
摛倫『うんっ。胸もそうだけど、生理だってあるし人によって痛みも違うから男子に言えないことだってあるんだから』)
#近未来
鳳蓮荘
1,320
スユキ
340
摛倫「これなんかどう?」と言って淡いミントグリーンのハイウェストのワイドパンツとピンク色のオーバーサイズユニットを見せていた。
ツムギが不器用ながらも「まあ別にいいんじゃねぇかな」と照れながらも試着室に向かった。
ツムギが試着室のカーテンを開ける前に下にしゃがみ込んで靴を脱いでいた。ツムギ「腰痛ぇな〜…」と苦悩を言いカーテンを「シャッ!」と試着室の中に入った。
ツムギの心の声「私だって人に甘えたいことなんてあるんだからな、本当に」と。
そしてカーテンを開けて摛倫に見せていた。
ツムギ「どう、摛倫ちゃん、似合う?」
摛倫「最高に似合うし可愛いよツムギちゃん!!思った通りだよ!!」とハイテンションになっていた。
そして試着したファッション服を買い物カゴにしまったツムギは「今度はお前の番だぞ、摛倫ちゃん..お前の似合う服探すの手伝うから」と突っ込んでいた。
摛倫「そうだった…」と言ってブラジャーコーナーに2人で行った。
そしてツムギはストレッチレースとパワーネット、さらには脇高のダブルボーンで脇に流れてしまう肌の肉をキャッチできるブラジャーを見つけて摛倫に差し出した。
摛倫「ありがとう、ツムギちゃん!!こう言うのあったんだね!次は服のサイズだ!探すの手伝ってくれる?」
そう言ってツムギと摛倫は一緒に女性用コーナーに行き、摛倫は完全に小さく見せる服を探しては試着を何度も繰り返していた。
ヘトヘトになりながら、こう言った。摛倫「へぇ….へぇ….」と息を吐き、やっぱりダメだったか…疲れて肩も凝ってるし余計重く感じる….」
ツムギ「手術するってのはどう?『縮小手術』ってやつだよ」と言って摛倫の肩のマッサージをするのだった。
摛倫「本当にいいと思う?」と心配そうに話した。
ツムギ「もし摛倫ちゃんがどうしても自分を変えたいんだったら受けてみてもいいと思う。アンタがそれで満足してるかどうかの話だけど。」
摛倫「今までは切り落としたいなんて考えてたけど、そんな大掛かりな手術があるなんて思ってもいなかったよ」
こうして2人の間で特別な友情が育まれていた。
コメント
9件
わあ〜第二章、めっちゃエモかったよ!!😭💕 ツムギちゃんの「人に甘えたい」って心の声にグッときたし、摛倫ちゃんの胸のコンプレックス話もリアルで苦しさが伝わってきた…。でもお互いを理解しようと一緒に服選んだり、肩マッサージしたり、そういう小さな積み重ねが本当の親友になっていくんだろうなって感じたよ✨ 2人ともそれぞれの悩みを乗り越えていけるといいな〜!続きめっちゃ気になる!!⋆♡