テラーノベル
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私の親は、ただ1人だ。
遠い記憶。でも今でも鮮明に思い出せる。
あの頃の、貴方を。
それは、まだ幼いころの話。
少しの間私は1人で頑張っていた。
人々をまとめるのは、こんなにも大変なんだな…
「はぁ…」
国って、こんなにやることがあるんだ…
…いや、私が頑張らなきゃ…!!
あれから、すこし経ったころ。
「なにしてるアルか?」
私が仕事をしている時、背後から声がしたのだ。
あわてて振り向くとそこには、中国さんがいた。
「っ、中国さん」
なんで、貴方がここに?
この方はものすごく静かに動くものですね。護身術の覚えがある私でさえ気配を読み取れない。
「なんの用ですか?」
「んー。無理する日本が心配できたアル☆というか暇だからアルね〜」
「そんなことで…」
私は呆れた。
この前は「暇だから」。その前も「なんとなく〜」で。
…もう、かまってちゃんですか!
「私の心配より、自分の心配をしたらどうですか?」
「我天才すぎて心配することないアルよ〜」
「…はぁ。」
中国さんが私の隣にしゃがみ込んで、私に寄りかかる。
…って、この人はなに長居しようとしてるんだ…!?
「…今日はいつまでいるおつもりで?」
「んー?日本の仕事が終わるまで〜」
「…」
…もう、この方のことは気にせずに仕事に集中しましょう…
気にしてもきっと無駄だし…
それから、もう少し経った頃。
「中国さーん!」
「あ、日本!」
いつからだろうか?中国さんのところへ私から来るようになったのは。
「きょーもブンカ?ってやつ、教えてください!」
「はいはい。学ぶのはいいアルが、今日も仕事もほったらかしで?」
「ゔっ…だって、中国さんに会いたいんですもん…!」
そういえばここ1年くらい、ずっと仕事やっていないですね。ぜーんぶ部下に丸投げで…
日記も全然書いてないですね…
ま、中国さん>>>>>仕事ですから…笑
「えへへ〜。中国さんに会いにいくのも私の仕事ですから!」
「っ、はぁッ…」
平和な時代が終わり、戦争が始まった。
敵は…中国さん。
…いやだな。
でも、御偉いさんに逆らうのも気が引ける。
「…遺言はないですか?」
「ッ…さっさと殺せばいいアル…!」
「…」
グサッ
中国さんの血が、私の軍服につく。
…ああ、最悪な、日清戦争だったな。
私は、これまで自分にも隠してきたことがある。
私は、中国さんが好きだ。
きっと、だれにも負けないくらい…
「おい」
「はっ…」
…なんだ。夢か。
私の頭になにか硬いものが落ちてくる。
「ぃ゛た゛っ…って、中国さん」
「なーに仕事中に居眠りしてるアルか」
振り向くとそこにはパソコンを縦向きに持っている中国さんが立っていた。
「あ…私、寝てましたか?最近ずっと寝てなくて…」
「寝るならベットで寝るヨロシ」
中国さんが私に掛けてあったジャケットを取った。
「…あ、それ…」
「そーアルよ。あのクソリカのやつアル」
「ビリビリに破いてやろうアル♪」と言ってそうな顔でそのジャケットを床に投げつけた。
…って!
「な、なにしてるんですかッ!?」
「ん?当然のことアル。」
もう…
…はぁ…
この方はなんでこんなにも…
愛おしいんでしょうか…♥?
#countryhumans腐
くろた
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コメント
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うどんさん、第2話読ませていただきました…! 最初は距離を置いてた日本さんが、気づけば中国さんのとこに通ってて、でも戦争で向き合わなきゃいけなくなって…その後の切り替わり方がすごく切なかったです。最後の「愛おしいんでしょうか…♥?」、重いのに甘くて、胸がぎゅっとなりました。続きも静かに読みにきますね🩸🌙