テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,313
1,760
465
case四_7
六人は海岸の縁に座っていた。
📢 ねえらんにい、あれは何?
いるまは兄に見せる甘えた声を出しながら、空の光を指さす
🌸 そうだな…あれは、カストルって言うやつ。
📢 へえ、どんな星なの?
🌸 連星だよ。ふたご座のやつでさ、6つの連星が絡み合う六連星でさ、望遠鏡で見ると2つの星が並んで見えるんだよ。
📢 そうなんだ、じゃあ、俺らとこさめ達みたいだね
🦈 幼児退行いるまくんは面白いこと言うねぇ(笑
📢 …ねえらんにい、母さん達はあんな風に綺麗に輝かないよね、、?
🌸 うん。この夜の真っ黒な海よりも汚いよ。
らんの言葉にいるまはそっかぁと笑んだ。
突然、ふわりとこさめがいるまの膝上に座り、なつがらんの肩に腕を乗せた。
🍍 ここまで来たんなら、おめえらの事も教えろよな。
👑 俺、気になるなぁ
ちらりと不安そうにいるまがらんをみた。
📢 思い出したし俺はいいけど、らん兄は、?
🌸 いいよ。どうせ昔のことさ。
コメント
1件
うわあ、このエピソード、すごく好きです。星の話から家族の闇に触れる流れが自然で、いるまの「母さん達はあんな風に綺麗に輝かないよね」って台詞が胸に刺さりました。六連星を「俺らとこさめ達みたい」って言うところも、彼らの関係性を象徴してて美しい。らんの「この夜の真っ黒な海よりも汚いよ」という返しも、優しさと諦念が混ざってて切ない。短いけど密度が濃くて、続きが気になります!