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全員が20歳になってから、ゼロとヒロとお酒を飲むと言う約束をしていた。そのため今日は居酒屋に集まっていた。私が未成年飲酒、喫煙をしていたことは内緒だ。煙草は今も吸っているけれど、2人と会う予定の日はできるだけ吸わない様にしている。
「「「かんぱーい」」」
「んー、うま」
「俺たちも大人になったね」
「そうだね」
「大学も残り2年か」
「2人がいないと寂しいなー」
「なんでこっち来なかったんだよ」
「んー、なんとなくだよ」
「なんとなく?」
「そー」
将来、呪術師として働くならよかった。ただ、警察という一般社会を齧る私には常識が到底足りないと感じていた。だから、1人でいろんな世界を見ておきたい、これが本音だった。
「もう暫くはセリと対決は出来ないな」
「そうねー。てか、ヒロいるじゃん」
「俺にゼロの相手は無理」
「そー?」
「うん」
いつも通り3人でワイワイしながら楽しい飲み会を過ごした。
「おつー」
「お疲れー」
今日は久々に同期3人で飲みに来ていた。
「硝子、彼氏出来た?」
「そんな暇ないよ。そう言う芹那は?」
「いなーい」
「えー。2人ともそんなんで大丈夫?」
「そう言う悟も居ないくせに」
「セフレ5ダースいるの知ってるからな」
「そんな居ねーよ」
「“そんな”?w」
「うわwさいてーw」
「ところで芹那、幼馴染とは今も交流あるのか?」
「あるよー。こないだ20歳祝いで居酒屋行った」
「煙草も酒も前からしてるくせに、いい子ちゃんしてんじゃねーよ」
「うるせー、下戸」
「五条は下戸なのに芹那は飲めるよな」
「と言っても人並みよ?」
「芹那。私に気を遣わずに吸っていいんだぞ」
「いいんだよ。私がしたくてやってんだから」
硝子は歌姫先輩の勧めで禁煙を始めた。私も勧められたがしていない。
「芹那も辞めればいいのに」
「うるせー」
同期3人で集まったのも楽しかった。