/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
夜、帰宅すると美優が先に帰っているのが分かった。
〈美優、行っていい？〉
あれ？返信がない
お風呂でも入ってるのかな？
しばらくすると、
〈ごめんね、今、お風呂から上がったところ〉
〈美優そのまま、鍵開けて！〉
〈どうして？〉
〈早く早く！〉
洋平だということを確認して、ドアを開けた。
「美優〜」
そのまま、なだれ込む洋平
美優をぎゅーーっと抱きしめてる
「もう！ 何かあったのかと思ったじゃない」
「美優のお風呂上がりの姿を見たかった」
「ヤダ、もう〜」
そう言いながら、キスされると嬉しそうな美優
バスタオル姿を見て……
「エロッ！ そんな格好で絶対に出ちゃダメだよ」
「当然よ、洋平が見えたからよ。それに、さすがに下着は履いてるわよ」
「履かなくて良かったのに、すぐに脱ぐのに……」
「ヤダ〜」
「えーー」
美優は、短パンを履いて、上は、ブラトップのまま髪を乾かす
洋平も洗面所に付いて行き、
「貸して！」と美優からドライヤーを奪い、髪を乾かす。
「ありがとう。でも、それなら洋平もお風呂入ったら？」
「いいの？」
「良いよ〜」
「じゃあ入って来る」って言いながら、チュッ
そのまま、わざわざ自分の部屋へ行き、着替えを取り、鍵を閉めて戻って来た。
「え？ 泊まるの？」
「うん」
「なんで？」
「なんで⁈って、明日休みだし、泊まりたいから……」
「え？」
「それに美優とゆっくり話したいから……じゃあ！」
と、言ってお風呂に入って行った。
ーーなんというマイペース！ 前からだけど…
お風呂から出て来た洋平
バスタオルで髪をわしゃわしゃしながら……
上半身は、裸だ。下はパンツ1枚。
「あーー気持ち良かった〜」
ーーウッ！ ヤバッ‼︎ あの腕、あの胸板、カッコイイ〜
と、思った美優。
しかも、下はピッタリしたパンツ。
目のやり場に困る。
顔がニヤけてしまうから、目を逸らした。
「ん？ 美優どうしたの？」
また、視界に入ってくる
「ううん、早く髪、乾かして来たら？」
「うん。美優と同じ匂いがする〜」と笑ってる
「ふふ、そりゃあ、同じのを使ってるから〜」
「ヘヘ」
「ビール飲む？」
「お〜イイね〜もらうよ」
「ご飯は？」
「軽く食べただけ」
「じゃあ、簡単に何か作ろうか？」
「お〜嬉しい〜」
美優は、ホントに良く気が利くなぁ〜
あ〜やっぱり早く結婚したい！ と、思う洋平。
枝豆、生ハムとアスパラ、ミニトマトが先に並び、
じゃがバターに、バターコーン、ウインナー、
人参グラッセ、ブロッコリーチーズ焼きがスキレットで出てきた。
「急だから、簡単な物しかないよ。お肉が良かった？」
「ううん、ありがとう。美味そう〜十分だよ」
「じゃあ、ツマミながら呑もう」
「うん、いただきま〜す」
「どうぞ〜」
「う〜ん、美味っ！ 最高〜」
「良かった。チンして、焼いただけなんだけど……」
「え？ そうなの？ 簡単でイイね」
「うん、洋平にも作れるよ」
「ううん、俺は美優に作ってもらいたい」
「美優！ 俺は、真剣に美優と結婚したい！
どうして今じゃダメなの？」
「洋平は、まだ昇進したばかりだし、これからだって、どんどん上を目指す人でしょう？」
「まあな、そういう夢はあるな」
「それに、若い子にだって人気があるし……」
「イヤ〜それは嬉しいけど、俺もう31だし、あの子たちは、新卒だったりで、若過ぎるし興味ないよ」
「どうせ、私は27才のババアよ」
「そんなこと言ってないよ。俺は、美優が良いの」
「今、結婚して邪魔にはならないの？」
「なるもんか〜人事部長も言ってただろう？」
「そうだけど……」
「美優は、なんであんなにカリカリ怒ってたの？」
「人事部長が昔のことを持ち出して、みんな知らないのに、私のことを言ってたし、どんどん歳を取る！ ってディスられたから……それに今、洋平は大事な時期だし……」
「ふふふ、そりゃあ、今すぐ、結婚しても27、来年になったら28になるわけだし、早くしろよ！ って俺に忠告してくれたんだよ」
「そうだけど……とにかく私は、もう洋平の邪魔だけはしたくないの」
「美優！ もう一度言う。絶対に邪魔になんてならない。俺にはお前が必要なんだよ。
もうって海外赴任の時のことがトラウマになってるのか？」
「そうよ。それに、洋平はもっと上を目指すって……」
「俺は、海外赴任の時、美優を連れて行かなかったこと、すごく後悔してるから……
もちろん、まだまだ上を目指すよ。次は部長。
そして、俺は更に上を狙ってる！
さすがに社長や副社長は、身内じゃないとなれないと思ってるから、常務ぐらいまでは行きたいなぁ〜」
「すご〜い！ さすが洋平だね」
「そう。だから、それまで待ってたら、俺お爺さんになっちまうよ。美優だって……」
「お婆ちゃんになっちゃう」
「だろう？ だから、今すぐ結婚して、将来、上からの景色を一緒に見ようよ」
「う〜ん、私の仕事は、どうしたらいい？」
「俺は、絶対辞めろ！ なんて言わない。続けたかったら、続けていいよ。
今辞めたら会社としても、損失は大きいだろうし……
でも、子どもは欲しいなぁ」
「子どもが出来るまでってこと？」
「ううん、育休使って復帰してもいいし…それは、会社と相談だな。美優の代わりを育てないと、会社も手放さないと思うし……美優は、どう思う？」
「洋平がそこまで言ってくれるなら、結婚はしたい！でも、今すぐじゃなくて良いよ。」
「どうして？」
「まだ、昇進したばかりで大変だろうし……洋平が落ちつくまで待ってる。5年も待ったんだし……」
「美優〜やっぱり待ってくれてたの？」
「あ、いや、そういうわけじゃあ〜」
微笑みながら、ジーっと美優を見つめる洋平
「そうよ！ そうよ！ だから今まで1人だったのよ」
って、洋平の向かい側で、プイッと横を向いて体育座りになった。
洋平は、立ち上がり美優の側へ行き、後ろからギュッと抱きしめた。
「ありがとう、美優、待っててくれて」
黙って頷いた。
美優の顎に手を添えて、振り向かせながら口づける。
優しく、優しく….…
「美優、結婚しよう！」
「はい、私で良ければ、よろしくお願いします」
もう一度、長〜いキス
「すぐに、籍入れよう」
「え？ 聞いてた？ 洋平が落ち着いてからって言ったのよ」
「仕事は大丈夫だよ。やり熟すよ。それより、美優のご両親にきちんと挨拶しなきゃだな」
「な！」
「うん、分かった。でも、ウチの親、なかなかの難関かもしれないよ」
「まあ、どこの親御さんも娘は可愛いからな。
頑張るよ！ じゃあ、それまでは、婚約ってことで…
浮気すんなよ！」
「こっちのセリフよ。それまでは、今まで通り公表しないで、仕事に打ち込んでね」
「え〜皆んなに言いたいなぁ〜」
「だって、まだ2人だけの約束だし……」
「うん、分かった。なぁ、明日、指輪買いに行こう！」
「え？ 良いの？」
「もちろん」
「嬉しい〜ありがとう」
ぎゅーっと洋平に抱きついた。
「あ、美優そんなことされたら……」
「食べよ」
「え、あ〜うん、食べたいなぁ〜」
美優のカラダを撫でまくる
「う〜ん、冷めちゃう。食べて！ あ〜ん」
洋平は、言われるまま口を開け、運ばれてくる食べ物をモグモグ食べる。
「美味しい？」
「うん、美味しい」
「ふふ」
「でも、美優も食べた〜い」
「ダ〜メ、はい、あ〜ん。ふふ、こんな姿、誰も想像出来ないだろうな……ふふ」
「ん？」
「会社の人たち」
「まあな、会社での俺は、バリバリ仕事出来る系上司だからな」
「ふふ、自分で言う？」
「実は、仕事も恋も出来る！ だから、今から美優を食べる〜」
チュッ、チュッ
「う〜ん、あっ」
「行こう♡」
「うん♡」
そして、またベッドまで運ばれる。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ